フルーツを買ったら耕耘機のカタログが届いた国華園が凄い

昨年、Yahoo!ショッピングで、シャインマスカットを含んだフルーツのセットを購入したことがありました。

シャインマスカットを含んだ 7種類のフルーツが入っていて、送料込み3,580円(税込)。

さらに、超PayPay祭りのときに購入して通常時よりポイント還元も多かったので、実質3,000円ぐらいで購入できたと記憶しています。

値段が値段だけにそれほど大きな期待はしていなかったのですが、届いてみたら、シャインマスカットも結構大きく、その他のフルーツも新鮮でおいしく、かなり満足の逸品でした。

フルーツは季節ものだけに、同じセットはもう売られていないのですが、また今年も同じようなものが販売されたら買いたいなと思っています。

先日、そのお店からカタログが届いたのですが、その内容にまた驚愕しました・・・

ということでその内容についてご紹介したいと思います。

そのお得なフルーツのお店とは

私がこのフルーツセットを買ったところ、それは、花と緑 国華園というお店です。

前出の”シャインマスカットを含んだフルーツのセット” を見つけて、注文を考えた時に、あまりに安いことから、妻は”全部中国産なんじゃないの?”などと心配していました。

しかし、「産地:バナナはフィリピン産、それ以外は国産」と表記されていましたし、会社名が確かに中国風ではあるけど、国内の会社でしたから購入することにしたのです。

※この会社の内容については、後半でまた触れます。

前出の”シャインマスカットを含んだフルーツのセット”は、現時点では販売されていませんが、同等の商品はクラウンメロン果物セット 6種1箱 送料無料になります。

日本での主要なEコマースサイトといえば、Amazon・楽天・Yahoo!ですが、この国華園はYahoo!ショッピングでのみ販売されているほか、自社サイトも運営されているようです。

過去には楽天市場でも販売していたようですが、現在はページがみあたりませんね。

いずれにしましても、購入した商品には大満足。

ところが、同じものを再び買おうと思ったらもうその商品の販売は終了しており、一旦この店のことは日常生活の中で消えていたのでした。

しかし、先日届いたこの店からのカタログを見て、またこの会社・店舗を思い出すことになるのです!

関連記事:Amazon / 楽天市場 / Yahoo!ショッピングを具体的に比較する

フルーツを買ったショップなのに、カタログにほとんどフルーツがない

先日このショップから、結構沢山の種類のカタログが届きました。

ふつうならこういうカタログ類はすぐにゴミ箱行きなのですが、かなり特徴的で、思わずそのまま取っておいてしまい、さらにはブログでも紹介しようと思ってしまいました。

そのカタログ類はこちらです!

カタログには大きく、「食品」「たね」「植物」「菊」「資材」の5種類があり、それに加えてチラシが入っていました。

資材カタログの表紙にある”36Vハイパワー耕耘機”のインパクトが強いです。

さらに、菊専門のカタログなんて、私は初めて手にしました・・・

また、植物カタログには、花のほかに野菜やくだものも掲載されているのですが、”苗”なんですよね。

たねカタログの表紙には”まるでシャインマスカットみたいなミニトマト”の写真が掲載されていますが、もちろんこれは食べられるミニトマトなどではなく、”その種(たね)”のカタログです。

これらのカタログのうち、”食品”には、つまり食品であるくだものなどが掲載されています。

基本的には、”栽培して収穫して食べる”こと関するものが、カタログの主力になります。

また、全てのカタログ・チラシから放出される昭和感がなんだか落ち着きます。

国華園とはどのような会社なのか

ウェブサイトを開設されており、そのオフィシャルサイトはこちらです。

会社概要などから、その全貌をさぐってみました。

株式会社 国華園(こっかえん)

・大阪府和泉市にある会社で、創立は1927年(昭和2年)とかなり歴史がある。

・もともとカタログでの通信販売から始めて事業を拡大してきている。カタログから醸し出される昭和感や内容の安定感に納得。

・1979年(昭和54年)の段階で菊専門サークルを立ち上げており、菊にはかなりの強みがある模様。菊カタログが独立して存在することに納得。

・園芸にも強み。フルーツの販売はそもそも派生した事業といえそう。資材カタログで耕耘機が宣伝されていることや、カタログの中で食品の存在が薄いことに納得。

・国内では大阪府内に大規模店舗を2店舗をもつ。

・国内だけでなく、海外にも販路を拡大し、展開している。

・毎年の社員研修は海外で行われており、それも全社員が対象。

お店のチラシはこちらから参照できますが、スーパー・園芸店・ホームセンターが一体となった形式が想定され、興味をそそられます。

関西に住んでいたら、私は間違いなくこの店に行っていますね。

毎年の海外研修というのも本当にすごいと思います。

私は外資系企業で長年働いていますが、そんなのありません。内容を引用しますと、

毎年一月に、全社員を対象とした社員研修が行われます。 「世界へ羽ばたく国華園!」という目標の元、海外への研修となっています。 過去には、ハワイ・シドニー・ケアンズ・タイ・マレーシア・香港・ロサンゼルス・オランダ・ベルギー・パリ・ロンドン・ 上海・台湾・北京・青島・シンガポール・グァム・ベトナム・韓国などの場所で社員研修を行いました。

http://www.kokkaen.co.jp/info.html#anchor3

のように、長期間働いていたら社員研修だけで世界一周できそうですね。ここで働いたら楽しそう!と思ってしまいました。

さらに、以下の内容も興味深いです。

商品企画から編集まで、すべて国華園で手がけるこだわりのカタログを年数回発刊!! また、インターネット通販サイトの運営や制作も自社にて展開。 ホームセンターや園芸店では決して買うことの出来ない最新品種や、産地で埋もれている珍品種など、いち早くカタログで販売! もちろん、世界中を駆け巡って集めた植物や園芸資材も惜しみなく、矢継ぎ早に大紹介!

http://www.kokkaen.co.jp/info.html#anchor3

国華園と言えば「菊」といわれるほど、大菊では世界No1ブランドを誇ります。 昭和2年の創立より脈々と90数余年続く、変わらぬ大菊品種改良への情熱。 花容、花姿はもちろん、栽培しやすく丈夫な品種の作出を、昼夜を問わず求め続けております。 毎年、30~40品種も新花を発表。種苗法による大菊の品種登録の8割以上を国華園の品種で占めます。 もちろん、日本菊花全国大会や地方での菊花展で上位入賞花のほとんどを占め、菊愛好家からも、絶大なる信頼をいただいております。

http://www.kokkaen.co.jp/info.html#anchor3

インターネット上で買い物をすることがどんどん一般的になるにしたがって、リアル店舗での販売が不振になってきているということは以前から言われていることです。

リアル店舗ではありませんが、カタログ販売ももちろん影響を受けており、わたしの中ではカタログ販売は化石のような扱いとなっていました。しかし、カタログに独自の強力な付加価値を付けるこのやり方には脱帽です。

歴史のある会社ですから、昔から利用しているお客様にはカタログ利用者が多いでしょうし、安易にDX(デジタルトランスフォーメーション)せずに共存を図っているよい例なのかなと思いました。

また、菊というニッチな業界で世界No1ブランドとなっているのも凄いですね。なかなか対抗馬はでてこない気がします。

株式が公開されていたら買いたい、と思ってしまいましたが、もちろん?上場はしてないですね。

まとめ

私自身は園芸をしませんし、住環境的に園芸ができる環境にありません。

しかしそんな私も興味を持って国華園のカタログを見てしまいました。

周辺の国々の経済や給与が延びている中、日本は停滞したままで、日本はもう駄目だという話がよく言われます。

実際のところ、私自身もこのままではいずれ日本は先進国から脱落するよなと感じることは多々あります。

しかし、こういった面白い企業を知ると、やはり頑張れニッポンと思ってしまいますね。

ということで 、花と緑 国華園という会社がなにげに凄いというお話でした。

私もまたフルーツを購入しようと思います。

投稿者プロフィール

猫男
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ブラック企業から脱出しホワイト企業で働いているが、今はサラリーマン生活からの脱出を目指している、猫を愛する40代の男の記録です。このブログの記事には広告を含みます。
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