ブラック職場と成果主義

年功序列から成果主義に移っているのも世の中の会社の大きな流れです。成果主義にもメリット・デメリットがあり、様々なサイトなどでも解説されています。しかし、この成果主義がブラック企業やブラック職場でよく悪用されているのではないかと思っています。

ここでは、私が実際に経験したことから考える、ブラック職場での成果主義の問題について書いてみます。

1.「成果がでたかどうか」の判断は上司次第

営業成績のようなわかりやすい数字目標があったとしても、上司が「それはたまたまの結果」「ほかの人の力によるもの」などと判断すればそれまでで、正当な評価につながりません。成果をだしても給料はあがらない、年をとっても給料はあがらない、ということになります。360度評価についても同様で、結局集まった評価を上司が適切に判断しなければ意味がありません。私がうけた具体例としては「改善が必要な部分について指摘される(それについては納得)」「よかった部分についても、”この結果が本当だと思うのか?”などと詰められる」というものがありました。

2.「上司が変わる」とそれまでやったことはリセット

本来は上司が変わったら部下のことも適切に引き継がれるべきですが、そこをやるかどうかは上司次第です。ブラック企業・ブラック職場ですから、そこが適切に行われるべくもありません。”あなたが前にやったことは、私はいなかったので知らない(もちろん聞く耳はもたない)”と一刀両断されるのは私も経験があり、結構辛いです。

3.頻繁に上司が変わると、「上司がやるべき仕事をやりつづけることになる」

新しく来た上司はその部署の細かい仕事はわかりませんから、本来その上司がやるような仕事でも下のものがやり続けることになります。また、上記のとおりその仕事をしたとしても「それまでその仕事をした事実は毎回リセット」になります。

4.上司がやるべき仕事をやっても自分のためにならない

本来上司がやる仕事ですから、それは上司の手柄になります。また、「昇進を目指すにはひとつ上の仕事をしなければならない」というのはまさに社員を目いっぱい働かせる常套手段なのですが、私の具体例では「その役職についたうえでその役職の仕事の結果を出さないと、その役職での仕事ができるという評価にはならない」という話が、何年も働いた最後に待っていました。(つまりいくら現状のポジションでひとつ上の仕事をやっても実は永久に昇進できなかったわけです。)

5.大量の仕事がくるが、あくまで「成果は仕事の質で測る」

「降ってくる仕事を引き受けないと評価が下がる」けど、「増えた仕事をやっても評価はされない」です。場合によっては、降ってくる仕事をすることで「なんでそんな仕事をしているのか」という低評価にすらつながります。いずれにしてもそこで評価上重要となる仕事の質の測り方は”1.”に記載したとおりで正当に評価されません。

ブラック職場である程度平穏に生きていくためには「理不尽なことを言われてもとにかくイエスマンとなり上司に気に入られる」「なんとか上司や会社の上層部に目立つ仕事だけをする」「上層部から見えない仕事は自分より立場の弱いものにやらせる」といったことをうまくやっていく必要があると考えています。ただ、過酷なブラック職場でこういった立ち回りをうまくやれる実力のある人は、別の会社で活躍されたほうがよいと思います。

投稿者プロフィール

猫男
猫男
ブラック企業から脱出しホワイト企業で働いているが、サラリーマン生活に限界を感じていることから、早期引退を目指している40代の男。猫を大切にしている。
また、ブラック職場で働く→脱出を2回経験している。働き始めた時はブラックではなかったが、会社組織や上司の変更などによりブラック化し、数年耐え忍ぶも無理で転職。現在の職場はホワイトだが、いつまたやってくるとも知れないブラック職場に脅えながらも、変わらない給料でもう少しましな生活ができるように工夫しながらゆるく生きていこうとしています。その過程で学んだ、ブラック企業からの脱出方法、お得に暮らす方法、早期引退を目指す過程などを公開していきます。
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