トラリピで耐える時期をまたSBI証券が完全カバー

トラリピは、3月に続き4月も決済が少なく、耐え忍ぶ時期となりました。

しかし、私の運用法では耐え忍ぶことはあまり苦にならず、その間はSBI証券の口座を使ったFXで完全に収益を補完することができました。

合計のFXによる収益は約50万円でしたので、3月の合計約43万円を上回る結果です。

先月のトラリピ運用結果

わたしは「EUR/GBP」「AUD/NZD」の2つの通貨ペアで主にトラリピを運用しており、毎月そのどちらか一方で沢山決済が発生し、そうじゃないほうの通貨ペアはその月にポジションを貯めこむスタイルを取っています。

4月は、「EUR/GBP」「AUD/NZD」どちらのチャートも3月よりもさらに上昇したため、決済の発生がさらに少なくなり、よりポジションを増やす局面が多い月でした。

そのため、月間の収益は久しぶりの10万円割れで、約67,591円という結果になっています。

月の中盤になってチャートが反転する兆しを見せて一時決済が増えたのですが、また逆戻りしています。特に「AUD/NZD」の通貨ペアが。

トラリピ界隈のX(旧Twitter)などを見ると、マイナススワップに苦しんでいたり、大きな損切りをしたといった情報もそこそこ見かけます。

しかし、幸い私の場合、以前運用方針を大きく変更していることにより、その悩みからは解放されています。

通算の収益

トラリピの通算の収益は以下のようになっています。

前述のとおり2023年4月も収益が大きく下がりましたが、引き続きポジションを貯めこんでいるので、プラスのスワップが大きく増加しています。

「スワップがプラスになるポジションしか持たない」というのが私の運用法の特徴のひとつでもあります。

日々積み重なっていくマイナススワップに脅えることなく、積み重なるプラスのスワップを見ながらじっくりチャートの反転を待ち続けることができます。

また、3月に引き続き、4月も合計50万円を入金し、証拠金を積み増しました。

証拠金を積み増した理由としては、「AUD/NZD」の通貨ペアがさらにひと段落上昇したことで、証拠金維持率がさらに低下してきたためです。

一時期109%まで下がったため、ロスカットを確実に回避するには証拠金の追加入金が必要でした。

私の場合、トラリピに全てを突っ込んでいるわけではなく、「預金(会社員としての給与収入を含む)」「トラリピ」「FX」「日本株」「米国株」「投資信託」「暗号資産」など複数の金融資産を持つようにしています。

ですから、証拠金の入金が必要な場合は、他から融通して持ってきます。

将来の収益につながる既存のポジションを減らすのではなく、対応はあくまで証拠金の追加です。

現在のトラリピのポジションは以下の状況で、「AUD/NZD」の含み損が大きく増えています。

一方で、「EUR/GBP」の通貨ペアはプラスに転換していますので、復調の兆しがあります。

「AUD/NZD」の現在のチャートは以下の状況で、力強い上昇が続いています。

「チャート上昇が今後も続いた場合の安全のため(証拠金維持率を保つ)」「その際でもポジションをさらに増やして将来の収益につなげるため」

の2点の観点から、4月も入金をして証拠金を増やしています。

※わたしのトラリピ運用の過去の経緯は、「為替介入で100万円の損失の後、月収30万超に。」や、「トラリピの月収が70万円を超え、それに加えて」などの記事に記載されています。

トラリピとは

わたしが収益をあげているトラリピとは、マネースクエア が提供するFXの自動取引のサービスです。

トラリピ®とは「トラップリピートイフダン®」という注文方法の略称です。マネースクエアHDが特許を取得しています。

トラリピは、あなたが決めた価格で、自動的に売買をくり返します。

あなたに代わって24時間、システムが利益をねらうことで、普段の暮らしをジャマしないFXの実現を後押しします。

https://www.m2j.co.jp/fx-toraripi/what-is?p=fx_sem_lis&utm_source=yahoo&utm_medium=cpc&utm_campaign=op_toraripi&yclid=YSS.1001264718.EAIaIQobChMIrd2Ltt7u_wIVUytgCh1eVAgrEAAYASABEgLg6vD_BwE

要はFXなのですが、自動売買という点がポイントです。

わたしの場合はもともと他人の設定を真似て運用をはじめましたが、それに飽き足らずに内容を徐々に変更していきました。

というのは、”積み立てで誰でも簡単・安全に”みたいなやり方は、やっぱりあまり儲からないのです。

その一方で、拘束される資金量もそれなりですし、そのまま運用してもFIREできる気がしませんでした。

ただ、トラリピそのものには魅力を感じていたので、運用をやめようと思うこともありませんでした。

結果的に、独自の挑戦をしたところ一度は大きく失敗し、損失がでてしまったのですが、その失敗から学び、自身の考えをもとにトラリピの運用法を完全に変更したところ、収益が大きく改善したのです。

マネースクエア

SBI証券の”代用管理(株券担保サービス)”の進捗

トラリピに加えて運用をしているのが、SBI証券の”代用管理(株券担保サービス)”です。

これは、口座に保持している株式を担保にしてFXができるサービスで、つまり現在持っている株式がある程度あれば、FX用に新たに入金しなくてもFXの取引ができるというものです。

2024年4月は以下のように約43万円の収益となりました。

3月と同様にトラリピ側の減少分を完全にカバーしただけでなく、さらに利益を伸ばしています。

こちらでは現時点で「USD/JPY」を主力の通貨ペアとしており、月末に政府・日銀の為替介入があった状況を利用して土壇場で10万円以上利益を伸ばせたことも大きかったです。

為替介入では過去にそれを利用しようとした運用に失敗して痛い目を見たのですが、その経験から”今回の介入のタイミング”と”その時どう運用すべきか”は自分の中である程度予想・準備ができていたので、今回は無事においしいとこ取りをすることができました。

また、現状はトラリピと同様の「EUR/GBP」「AUD/NZD」に加え、変わったところで「EUR/NZD」でも運用しています。

トラリピと違って機械的に自動売買されるわけではないので、こちらの運用は運用者の技術がそれなりに必要になると思っています。

しかし、運用に関する基本的な考え方は、前述のトラリピ運用と同じです。

「プラススワップの通貨ペアだけで運用」「運用する通貨ペアの種類を絞り込む」の2点。

また非常に重要な点は、「証拠金は保有している株式を担保にしているので、株価が一気に低下すると証拠金維持率も一気に低下する」というリスクを十分に考慮することです。

ですから、トラリピよりも大きくレバレッジを下げて、より短期でポジションの決済をするように努めて運用しています。

具体的には、レバレッジ設定は5倍にして、実際のレバレッジは3倍前後でおさまるような形をひとつの目安としています。

全体の運用像としては、

「持っている株を担保にFXをする」→「そのFXの収益で株を買う」→「その株を担保にFXでもっと収益を上げる」→繰り返し

といったサイクルを理想形としています。

いまのところ、この運用スタイルが自分自身に非常にうまくはまっていて、金融資産を増やすことに大きく貢献しています。


まとめ

かつて私がやっていた、「多数の通貨ペアでトラリピ運用していた」「買い・売りの両建てでトラリピ運用していた」「資産運用をトラリピに寄せすぎていた」という状況のままでは、現在結構厳しい状況に陥っていたと正直なところ思います。

それぞれ、以下のような判断でやり方を変更し、今に至っています。

トラリピ運用方法変更の内容と判断

1)「多数の通貨ペアでトラリピ運用していた」→「通貨ペアを減らした」

理由:通貨ペアを増やしたところで、チャートの動きはどれもほぼ同じなので、リスク分散にならない。一方でそのために証拠金がより多く拘束される。

2)「買い・売りの両建てでトラリピ運用していた」→「スワップがプラスになるどちらか一方の注文だけにした」

理由:マイナススワップは毎日資産をすり減らすことになるので、中長期で安心してポジションを持てない。なおかつ両建て注文のためにより多くの証拠金が必要になる。

3)「資産運用をトラリピに寄せすぎていた」→「SBI証券の代用管理を使ったFXも始めた」

理由:”トラリピを数年運用したことでFXに関する知識と経験が増えた”+”トラリピ以前からやっている株式の資産運用を活用して相乗効果を出せると思った”

結果として、マネースクエアのトラリピと、SBI証券の代用管理を使ったFXは、現在のわたしの資産運用では非常に重要な2本柱となっています。

今後も、運用実績や運用からの学びを定期的に公開していきます。

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