会社組織にとらわれないキャリアアップを考える
世間のビジネスパーソンが取り組んでいるキャリアアップって、はたして美味しいのでしょうか?
ビジネス書などで語られるようなキャリアアップは、同じ会社の中で昇進していったり、転職で職位を上げていくような、いわるゆ上昇志向の内容です。
まあ、文字通りキャリアアップですからね。
また、ビジネスパーソンという言葉自体、ビジネス・仕事をたいそうなものに思わせるためにわざと使われている用語とも思えます。
要するにそれって、会社組織の歯車になっている会社員ということですよね。
しかしながら、会社組織で働く中で、キャリアアップは、できないよりできたほうがよいです。
これは間違いない事実でしょう。
とはいえ、会社の上層部の人間は全体から見るとごくわずかであり、会社の大多数は平社員=一般人で成り立っていますよね。
大多数の一般人にとって、会社組織にこだわったキャリアアップの取り組みはどこまで役にたつのでしょうか。
そこで今回は、会社組織でのキャリアアップ・会社組織にとらわれないキャリアアップについて考えてみます。
キャリアアップとは
いくつかの転職サイトで説明されている内容から判断すると、
キャリアアップとは
「より高い能力を身につけて、経歴を高めること」
を指すようです。(例:Type転職エージェントの説明)
経歴を高める先にあるのは、より高い役職につくであったり、より高い給料でしょうか。
会社組織でのキャリアアップ
中には、やりがいを求めてキャリアアップに取り組む人もいると思いますが、誰しも仕事をするのは基本的に生活のためです。
やりがいのある仕事をして、より高い給料をもらえるのであればそのほうがよいでしょう。
いずれにしても、キャリアップしてより偉くなりたい、お金を稼ぎたい、というのが多くの人の考えるキャリアップではないでしょうか。
しかし、そううまくいくでしょうか?
繰り返しますが、 会社の上層部の人間は全体から見るとごくわずかであり、会社の大多数は平社員=一般人で成り立っています。
自分自身が、上層部の人間になりえると確信している方は、会社組織の中でのキャリアアップにまい進するのもよいと思います。
しかし、大半の人にとってはキャリアアップへの努力が結果につながるとは限らず、会社組織の中でのキャリアアップに自分の時間を割きすぎると、キャリアアップに失敗したときのリスクが大きくなります。
いくら努力していたとしても、上司がブラック上司に変わったり、組織がブラック企業化したらそこで終わりですからね。
一般人が会社組織内でのキャリアアップを考えた場合、ブラック企業から脱出するためのキャリアアップ程度がちょうどよいと考えています。
つまりそれは、現在の職場が危険な状況になったらそれほど苦労せずに他社に移れるぐらいのスキル・経歴を身に着けるということです。
以上が会社組織においてのキャリアアップの考察でした。
しかし、そこで終わらず、一歩引いて”会社組織にとらわれないキャリアアップ”を念頭に置いて生活することも一案でしょう。
会社組織にとらわれないキャリアアップ
会社組織にとらわれないキャリアップというと、独立して自分で会社を興すとか、職人のように自分の腕一本でやっていくとかそういうことなんでしょうか?
もちろんそういうことを考えてみるのもいいと思いますが、なかなかハードルが高いですよね。
自分で会社を立ち上げたり、腕一本でやっていけるスキルがある人もまた、そうそういません。
大多数の人は、わたくし猫男のような、生活のために仕方なく会社員をやっている、特に特殊スキルがない人でしょう。
ひとまず、会社組織にとらわれないキャリアアップ(より高い能力を身につけて、経歴を高めること)について、ブレーンストーミングのような形で書き出してみます。
- 自分で会社を立ち上げる。
- 人気美容師になる。
- 田舎に引っ越して自給自足生活を送る。
- 誰かのひもになる。
- 資産を増やして経済的自立をする。
経歴が高まるかどうかはその人の価値観によるところも大きそうですが、それぞれ、ジャンルは異なれど”より高い能力”は必要になりそうです。
また、よりお金を稼げたり、より豊かな暮らしができるかどうかについては、それぞれのジャンルでの成功度合にもよりますね。
いずれにしても、会社組織内で自分がやれることには限界があり、会社組織内で自分がどうなっていくのかは運の要素も多分にあるので、もっと先の世界も考えながらキャリアアップを考えていくと、楽しいし、やりがいをもって生活できるのではないでしょうか。
資産を増やして経済的自立をする
最後に、上記の資産を増やして経済的自立をするという選択肢についてフォーカスし、この記事を終わります。
同じ会社で働き続けて、給料ってどれぐらい上がるのでしょうか?
40代であるわたくし猫男の経験では、これまでの長い会社員生活の間以下のような実情でした。
- 毎年の昇給は、月額にして数千円程度。 (年収にして10万円も上がりません)
- 役職が付いても大して給与は上がらない。(私は同じ会社内で昇進したことが過去に一度しかありませんが、役職手当が月額3,000円でした。)
私の経験では、会社組織で働いていて、大きく給与が変わったのは、「職務内容が大きく変わるタイミングで給与交渉したとき」「転職した時」だけです。
職務内容の変更に関しては、昇進したわけではないので、自分から言わなければ単に同一賃金で仕事が増えただけの状態でした。(これに関しては、外資系企業だからまだ交渉の余地があったのかもしれません。)
つまり、同じ会社でいくら頑張っても、ひと月あたり数千円しか給与は上がりません。
この事実を考えた時、収入を増やすことを考えるのであれば、会社でのキャリアアップよりも、自分で自分の資産を増やすための努力をしたほうが費用対効果が高いと言えます。
私のここ最近の事例で言いますと、以下のようなものがあります。
- ほったらかしのトラリピ運用で、週に4,000円の利益。(関連記事:不労所得・鈴のトラリピ設定を試してから12週間の状況)
- 暴落した優良株を買って350,000円の含み益。(関連記事:コロナ禍で大きく得した株の事例)
もちろん、資産運用するための原資は、労働から得る必要があります。
そのため、どうしても基本は会社員として組織の中でとして働く必要があります。
しかし、一般的にいわれる会社の中でのキャリアアップに割く労力を、資産運用に割り振ったほうが、キャリアアップの先にある「よりお金を稼ぐ」という目標は達成しやすくなります。
ただしこれは、キャリアアップの主な目的が”高い役職につきたい”といった方は対象外ですのであしからず・・
投稿者プロフィール

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会社のために働くか、自分のために働くか。自由を手に入れる、マネ活の話。それは、わたしたちに何をもたらすのか。社畜無間地獄 と マネ活極楽浄土のはざまを生きる。 ※このブログには広告を含みます※
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