半数以上の人が確定拠出年金の資産増を放棄している現実

確定拠出年金を利用している方も多いと思います。というのは、本人の利用意思にかかわらず、企業型確定拠出年金を採用する企業が増えているからです。

確定拠出年金自体の内容については厚生労働省のページに記載されていますが、「企業型」「個人型(iDeCo)」の2種類があり、自分が勤務している会社が企業型確定拠出年金を採用している場合、本人の意思に関わらず確定拠出年金を利用することになります。

私も例にもれず企業型確定拠出年金を利用しており、通算で10年以上になります。

確定拠出年金の種類

確定初出年金では、毎月の積立金の運用先を自分で設定することができます。大きくわけると 「元本確保型商品」「元本確保型以外の商品」の2種類です。

ふつう、初期設定の運用は「元本確保型商品」になっているのですが、元本割れしない商品だけに銀行預金の利率のような、小数点以下何桁といった世界の利回りになっています。つまり、初期設定の運用先のままだと、積み立てたお金がほとんど増えません

自ら運用先を変更しないと、一向に確定拠出年金で積み立てる年金資産は増えていかないのですが、まだまだ多くの人が 「元本確保型商品」 しか選択していないようです。

確定拠出年金が増える人・増えない人

私が利用している企業型確定拠出年金の運営会社が公表している利用者データから大まかに計算してみると、利用者の運用利回りが「0%」の加入者が全体の55%程度を占めていました。一方で、10%以上の運用利回りとなっている加入者は5%程度です。残り35%程度の方は、運用利回りが1~10%以内にほぼ分散しています。そしてマイナスになっている人はかなり少なく1%にも満たないように見受けられました。

では、利益を上げている人が使っている 「元本確保型以外の商品」 はなんなのかというと、投資信託・株式・債権などです。多少の程度の差はあれども、どれを選択しても 「元本確保型商品」 に比べて大きく利回りが上がります。

もちろん、景気や世界情勢などによって利回りの上下が発生し、マイナスになる時期もあります。しかし、確定拠出年金は老後まで毎月積み立てることになる年金ですから、長期的な視野をもって運用していく必要があります。

投資を行っている人にはおなじみのドル・コスト平均法の考え方が確定拠出年金にはあてはまりますので、短期的な損失は特に心配せず、とにかく長期間積み立てを継続していくことが大事です。

以下は、みずほ銀行のウェブサイトから、 ドル・コスト平均法 に関する情報の一部を引用します。

ドル・コスト平均法と聞くと難しく感じるかもしれませんが、分かりやすくいうと一定期間ごとに、一定金額で、同じ投資対象を買い付ける投資方法になります。

ドル・コスト平均法は、投資期間が長ければ長いほどメリットが大きくなる投資手法です。10年、20年といった長期投資を想定しているのであれば、資産分散と時間分散の両方を利用して安定した資産運用をめざしましょう。

https://www.mizuhobank.co.jp/retail/learn/academy/fund/ouyou/20200714_2.html

多少の上下はあれど、何十年というスパンで考えれば経済というものは結局拡大していきます。もし何十年後かに経済が拡大せずに消滅にむかっている状況であったなら、それはもう世界の破滅といっていい状況でしょうから、そもそも年金が資産が増えた減ったなどということが問題にしていられるレベルにないと思います。

まとめますと、確定拠出年金を利用している人は、毎月積み立てをしていることに変わりありませんが、年金資産が増える人・増えないの違いは以下です。

年金資産が増える人: 「元本確保型以外の商品」 で積み立てをしている。

年金資産が増えない人: 「元本確保型商品」 で積み立てをしている。

そして、多くの人は初期設定値のままにしているので、利回りの非常に低い「元本確保型商品」のまま資金を放置しているという状況です。

「元本確保型以外の商品」 で確定拠出年金を運用するには?

年金資産を増やすには、 「元本確保型以外の商品」 を利用すればいいことはわかりました。ではそれはどうやればいいのでしょうか?

それは、簡単で、以下の設定について、いま利用している確定拠出年金のアカウント上で変更するだけです。(設定方法の具体的な内容はご利用のサービスの窓口にお問い合わせください。)

・新規積み立て分の運用商品を 「元本確保型以外の商品」 にする。

・これまで積み立ててきている資産を、「元本確保型以外の商品」 に振替する。

この2点です。ご利用の確定拠出年金によって商品は異なりますが、 投資信託・株式・債権のいずれの商品を選んでも 「元本確保型の商品」より利回りが格段によくなりますので、とりあえずどれでもいいから選んで始めることが大事だと思います。

私は10年以上、10%前後の利回りで積み立てを続けてきていますが、複利の効果は大きく、確定拠出年金の資産が元本の1.7倍程度までに増加しています。

また、働いている会社が企業型の確定拠出年金を行っていない場合は、 個人型(iDeCo) の口座を作って、ゼロからこの積み立てを開始することもできます。



投稿者プロフィール

猫男
猫男
ブラック企業から脱出しホワイト企業で働いているが、サラリーマン生活に限界を感じていることから、早期引退を目指している40代の男。猫を大切にしている。
また、ブラック職場で働く→脱出を2回経験している。働き始めた時はブラックではなかったが、会社組織や上司の変更などによりブラック化し、数年耐え忍ぶも無理で転職。現在の職場はホワイトだが、いつまたやってくるとも知れないブラック職場に脅えながらも、変わらない給料でもう少しましな生活ができるように工夫しながらゆるく生きていこうとしています。その過程で学んだ、ブラック企業からの脱出方法、お得に暮らす方法、早期引退を目指す過程などを公開していきます。
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