職務経歴書はどう書くのがよい?

ブラック企業から脱出するには、転職するしかありません。転職するには、面接をパスしなければいけません。面接を受けるには、書類審査をパスしなければいけません。書類審査をパスするには、審査に耐えうる書類で求人に応募しなければいけません。では、その書類はどのような内容にするべきなのでしょうか?

正解はもちろんありませんが、私のこれまでの経験から、個人的に思うポイントをまとめてみたいと思います。私は、ブラック職場から脱出した2回の転職以外にも転職をしているので、これまで合計4社で働いています。転職の都度、次の職場が決まるまでは、何社にも応募して面接を受けました。また、同じ会社で働いている間に、社内転職・社内公募といわれるようなもので面接を受けたことも何度かありました。さらに、面接官としての面接も数十回程度は経験しています。ということから、面接に関しては、人並み以上に経験しているのではないか?と思います。

というわけで、これから書く内容は、こういった経験をもとにして見えた、あくまで私が個人的に考えるポイントです。

求人に応募するのに必要な書類はなにか?

まず根本的なところですが、求人に応募する場合、「履歴書」「職務経歴書」が必要です。このうち、「履歴書」はあくまでこれまでの会社の勤務履歴や学歴など、基本的には事実をただ書くだけです。工夫が必要なのは「職務経歴書」であると思います。

職務経歴書はどう書くのがよい?

では実際職務経歴書はどのような点に気をつけて書けばよいのでしょうか?私は大きく2点あると思っています。

・内容を盛り込みすぎず、書くのは「自分の中で特に大きい実績」に絞り込む。

”自分はこういうことができるよ!”と売り込みたい気持ちが大きいと、どうしてもアピールしたいことを沢山書いてしまいがちです。が、あまりに盛り込みすぎると、重要なポイントが相手に伝わりません。読み手は忙しい業務の中でその職務経歴書を読んでいますので、その分量の多い内容からわざわざ重要なポイントを抜き出してくれるわけもないですし、そもそも分量が多すぎると読むのに疲れてしまいます。実際、面接する立場の私はどう見ているのかというと、「内容を流し読み」しかしていません。そう、沢山書いてもほとんど無駄なのです!重要なものだけに絞り込み、なおかつそれに関する内容も書きすぎず、「詳しくは面接で聞いてみようかな?」と思わせるのが大事かなと思います。

・応募する企業によって内容をカスタマイズする。

転職活動中、沢山の企業に応募していると、ついつい作った職務経歴書をそのまま使いまわししがちです。しかし、求人によって企業が求める人物像は異なるわけですから、アピールするべきポイントも違ってくるわけです。ということで、その求人の職務内容から逆に考えて、自分のアピールポイントも調整することが必要になってきます。基本的には同じような職種に応募することが多いと思いますが、それでも企業が扱うサービスや職務によって、重要視されるポイントは少なからず異なってきますからね。また、例えば”営業職” ”技術職”など職種もある程度大きな分類があるわけなんですが、仕事をしていますと結構いろいろな経験をしますから、少し違った職種の求人に応募するにしても、なにかそこで活用できる経験・スキルを持っているはずです。ということで、応募する職種がこれまでの経験と少し異なる場合はなおさら職務経歴書の調整が必要です。

私のおすすめとしては、内容を応募する求人に最適化していない”全部入り職務経歴書”をまず作って、応募用書類は、その全部入りのものからネタを切り貼りして作るというものです。全部入りを作るのはちょっと大変ですが、一度作ってしまえばそのあとはあまり手間をかけずに応募用の職務経歴書を作成できます。

以上です。沢山の求人に応募して、連続して書類が通らなかったりすると本当に落ち込みますが、”自分の経歴がダメ”なのではなく”職務経歴書の書き方がダメ”な可能性があります。そんなときこそ、職務経歴書を一から見直してみることをお勧めしたいと思います。ブラック職場脱出の道は職務経歴書の作成から、ですね。

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猫男
猫男
ブラック企業から脱出しホワイト企業で働いているが、今はサラリーマン生活からの脱出を目指している、猫を愛する40代の男の記録です。このブログの記事には広告を含みます。
職場環境には、会社組織や上司の変更などによってブラック化する危険が常にあります。このブログでは、ブラック企業からの脱出方法、お得に暮らす方法、早期引退を目指す過程などを公開しています。
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