楽天モバイルキャリア決済のSPUの活用
楽天のSPU(スーパーポイントアッププログラム)の中で、”楽天モバイルキャリア決済”は、SPUをどう攻略するべきか、またはそもそも攻略を目指さないほうがよいのかと頭を悩ますプログラムの代表格でした。
今年になって、改悪で世間を騒がせた楽天のSPU(スーパーポイントアッププログラム)ですが、”楽天モバイルユーザー優遇”の流れに従い、”楽天モバイルキャリア決済”もかなり使いやすくなっています。
ここでは、わたしの活用事例を紹介したいと思います。
楽天モバイルキャリア決済SPUの変更点
まず、2023年12月1日(金) からの特典内容変更について確認します。
達成条件:楽天モバイルキャリア決済(Androidのみ)を当月、合計2,000円(税込)以上ご利用 ※変更なし
ポイント倍率: +0.5倍(旧) → +2倍(新)
月間獲得上限:5,000ポイント(旧) → 1,000ポイント(新)
達成条件に変更はありませんが、倍率が上がった分、獲得できるポイントの上限が下がっています。
獲得上限が大きく下がっているので、一見すると大幅な改悪にも見えます。
しかし、実際に利用する場面を考えた場合にはどうなんでしょうか?
変更されたSPUの使い勝手
楽天市場での月間購入金額に対する、SPU変更前後でのポイント付与を比較します。
楽天市場での月間購入金額 | SPU +0.5倍(旧) | SPU +2倍(新) |
25,000円 | 125ポイント | 500ポイント |
50,000円 | 250ポイント | 1,000ポイント |
100,000円 | 500ポイント | 1,000ポイント |
150,000円 | 750ポイント | 1,000ポイント |
200,000円 | 1,000ポイント | 1,000ポイント |
従来は、楽天モバイルキャリア決済のSPUで1,000ポイントを得るには楽天市場で200,000円の買い物が必要でしたが、新しいSPUでは50,000円で同等のポイントを得ることができます。
また、還元率の観点では新しいSPUで5万円の購入額が最もお得ですが、少なくとも20万円に満たない購入額の場合は、新しいSPU(+2倍)のほうが沢山ポイントが付与されると言えます。
”ポイントが付与される購入額の上限が5万円”という視点で見ると、5万円以上の購入は以前より損をしているように感じますが、このように表にしてみるとそうでもないことがわかります。(※SPUには他のサービスもありますから、トータルで見たお得度は、その他サービスの利用状況によっても異なります)
楽天モバイルキャリア決済SPUの攻略
楽天市場で毎月5万円前後の買い物をされる方は、それなりにいるんじゃないでしょうか。
通常の買い物に加え、ふるさと納税なども楽天で行っていると、5万円という購入金額はわりとふつうに超えてしまいます。
かつては、5万円の買い物をしても250ポイントしかつかず、一方でキャリア決済で2,000円以上の支払いが必要でしたから、楽天市場のヘビーユーザー以外はこのSPUの活用は非常に微妙でした。
しかし、現在は楽天市場での5万円の買い物に対して1,000ポイントがバックされるわけですから、楽天モバイルキャリア決済のSPUをどう活用するかは検討の余地があります。
楽天モバイル のキャリア決済は、携帯3大キャリアと比較してまだまだ支払いに対応しているサービスが少なく、利用の選択肢があまりありません。
そんな中、わたしは以下のように利用しています。
以前: SPU +0.5倍(旧) | 現在: SPU +2倍(新) | |
キャリア決済しているサービス | YouTube Premium(1,180円) Ingress Core(610円) LINEコイン(160円×2) | U-NEXT(2,189円) |
以前利用していたサービス
- YouTube Premium
- YouTubeを広告無しで見るために加入していました。
- 料金が1,280円に値上げされたことと、年額プランでは料金が2か月分割引になるため、キャリア決済での月額プラン利用はやめて、年額プランに切り替えました。(年額プランの支払いはキャリア決済できません)
- Ingress Core
- Ingressというゲームの有料課金をしていました。
- 料金が、”月額US$7.99または現地通貨相当額(消費税と手数料を含む)”へと大幅アップしてしまい、自分としてはそこまでの価値はないと思い利用をやめました。
- LINEコイン
- もともとYouTube PremiumとIngress Coreの料金ではSPU達成に必要な2,000円のキャリア決済利用に届かなかったので、条件達成のために買っていました。
- LINEコインの料金体系はいじわるで、「160円で70コイン」なのに「320円で130コイン」です。つまり、少ない金額で小分けして購入したほうがより沢山のコインを得ることができます。ということで、あえて160円の購入を2回行っていました。
- LINEコインはLINEスタンプの購入ぐらいにしか使えないので正直あまり使い道がありません。
現在利用中のサービス
- U-NEXT
- NHKオンデマンドを観たくなってお得な方法を探っていたところ、「U-NEXTに加入すると、毎月1,200ポイントがもらえる」「U-NEXTの中で申し込んだNHKオンデマンドの支払いにそのポイントが使える」「つまり、U-NEXTの月額料金の支払いで、U-NEXTのコンテンツとNHKオンデマンドが両方使える」ということがわかりました。
- 過去にU-NEXTをお試しで利用した際には、いまいち観たいコンテンツがなかったのでお試しでやめていたのですが、今年加入してみたら内容が大幅に良くなっていたので継続利用を決めました。
- 楽天モバイルのスマホで、U-NEXTのAndroidアプリ上から加入すると、支払いに楽天モバイルキャリア決済を選ぶことができます。
まとめ
賛否両論あるSPUの内容変更ですが、変わってしまったものは仕方ないので、そこからどうお得に使うか・または使わないのかを考える必要があります。
楽天モバイルキャリア決済については、上限額が大幅に下がったことで大改悪と思われがちですが、実は大半の人にとっては利用しやすい改善になっていると言えそうです。
そんな中わたしは、そのSPUを活用することで、U-NEXTを実質的に約半分の支払いで利用することを選択しています。
関連記事:楽天プレミアムカード改悪への対応を落ち着いて考える
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