不労所得・鈴のトラリピ設定を始めてから53週間の状況
この週は、最後に豪ドル/NZドルの通貨ペアでNZドル安が急速に進み、豪ドル/NZドルをメインで運用している人で冷や汗をかいた人も多かったのではないかと思います。
わたしもその一人で、その対策に追われることになりました。
今週も、直近1週間のトラリピの運用状況について共有いたします。
はじめに
「鈴のトラリピ設定を始めてから○週間の状況」という見出しで毎週記事を書いています。
鈴さんという方が運営されている不労所得でセミリタイアを目指す30代のブログを読み、トラリピで実現する自分年金みたいな仕組みに興味を持ち、トラリピをはじめました。
一度構築してしまえば、あまり手をかけずにほったらかしでチャリンチャリンお金が入ってくるシステム、いいですよね。
しかし、ローリスクな手堅い手法ですから、リターンはそんなに大きくありません。
当初は鈴さんが記載されている内容にほぼ沿って運用をしていたのですが、途中から「このままでは、自分年金ができるころにはもう高齢者になっている」「そもそも早く会社員を卒業したい」といったような思いが強くなり、方向性を大幅に変えることになりました。
- いまのところトラリピは毎日見ているので、ほったらかしである必要がない。
- 為替取引であまり手間をかけず効率よく稼ぎたい。
といった観点から、現在は、”鈴さんの設定から脱線してトラリピを運用している人の運用日記”といった内容になっています。
そういうわけで、鈴さんの設定から始めたことは間違いないので記事の見出しは正しいのですが、現状を表していないなとあらためて思うところがあります。
ですから、次回の記事より表題を変更することを考えています。
トラリピ開始後53週間の状況
現時点での、トラリピを開始してからこれまでの53週間のあいだに確定した総利益は715,187円です。
52週目時点での確定した総利益は 701,573円でしたから、ここ直近1週間の利益は13,614円です。
前週に続き、2万円を割り込んだ結果となりました。
利益が確定していないポジションの、各通貨ペアの評価損益は以下のとおりです。
通貨ペア | 評価損益 |
ユーロ/円 | -125,496 |
ユーロ/英ポンド | -72,323 |
豪ドル/円 | -139,053 |
豪ドル/米ドル | -54,393 |
豪ドル/NZドル | -627,340 |
NZドル/円 | -61,963 |
NZドル/米ドル | –70,229 |
加ドル/円 | -130,750 |
また、証拠金維持率:186% 実質レバレッジ:13.37倍となりました。
顕著なのは、「証拠金維持率の低下」「レバレッジの高まり」「豪ドル/NZドルの評価損の増加」です。
以下はここ1か月ぐらいの豪ドル/NZドルのチャートですが、特にこの2週間ほどはNZドル安が加速しています。
トラリピを運用している方の中には、少し前から「豪ドル/NZドル」の運用を縮小したり撤退したりしている方も多くみられるようですが、まさにこういった流れを警戒してのことですね。
この1週間で変更を加えたこと
この週は、以下3つを行いました。
- 証拠金を30万円追加
- 「ユーロ/英ポンド」「豪ドル/NZドル」のレンジが狭い売り設定を1つづつ削除
それぞれ内容を記載します。
証拠金を30万円追加
木曜の夜あたりから「豪ドル/NZドル」のチャートが急速に右肩あがりになり、証拠金維持率がみるみる低下していったことから、証拠金を積み増しました。
積み増したあともNZドル安の流れは止まらず、証拠金維持率は200%を回復していません。
これにより、通算で入金した証拠金は430万円となりました。
「ユーロ/英ポンド」「豪ドル/NZドル」のレンジが狭い売り設定を1つづつ削除
現状、「豪ドル/NZドル」のマイナスポジションが急増して証拠金維持率が低下し、運用のリスクが高まっています。
そのため、既にあるポジションはそのまま保持しつづけるとして、新たに発生するポジションの数を抑制して今後のリスク増加を軽減することにしました。
「ユーロ/英ポンド」「豪ドル/NZドル」で、特に短期的に利益を上げようと思って、狭いレンジで設定していたトラリピ設定がそれぞれ1つづつありましたので、今回は一旦それらの設定を削除しました。
今後の方向性
このところ大きく設定を変更しており、現在私がトラリピの設定を保持している通貨ペアは「ユーロ/円」「ユーロ/英ポンド」「豪ドル/NZドル」の3つです。
このうちとくに、「ユーロ/英ポンド」「豪ドル/NZドル」に注力しています。
その状況を踏まえて、以下の内容で進めていきます。
- 「豪ドル/NZドル」の相場の動向と証拠金維持率を注視し、必要に応じて随時預託証拠金を積み増す。
- 「豪ドル/NZドル」のNZドル安が今後さらに進行しようとも、損切りはせずにポジションを持ち続ける。
- しばらくは守りに徹し、相場が反転することが確認できたらトラリピ設定追加を検討。
「豪ドル/NZドル」の為替相場がこの先どうなるのか?は確かに心配です。
が、儲けるにはリスクをとらなければなりません。
株取引でも、株価が低下したときに狼狽売りしていては稼げないのと同じで、ここは耐え時だと思っています。
私が「豪ドル/NZドル」の売りポジションを今後も持ち続ける理由は以下です。
- スワップがプラスである。
- 近いうちに「豪ドル/NZドル」の金利差が逆転することは考えづらい。(とはいえ、いつなにがどうなるかはわかりませんけどね。金利の確認はここが便利。)
- 中長期でどかんと儲かってくれればそれでよい。
- 預託証拠金を積み増せる余裕がある。
正直、NZドル安が急激に進行している状況でのこのレバレッジは危険で、積み増しできる現金がなかったら大損しかねません。
まさにFXの怖さというものを垣間見ているところです。
わたしがトラリピを始めた理由のひとつに、株式に偏っている私の資産を分散しようというものがあります。
それで、幸い手持ちの株を売って現金にしているところなので、それをさらにトラリピにまわすことができる状況にありました。
多少アグレッシブに設定を追加していた背景にはそういった事情もあるので、手持ち資金が手薄な場合には特に、証拠金維持率やレバレッジの状況には細心の注意を払いつつ、リスクコントロールをすることが必要だと思います。
スワップがプラスな限り、ポジションが長く塩漬けになったとしても利率の高い預金として考えることができます。
また、将来的にチャートが反転すれば保持しているポジションが一気に利益に変わることが期待できますので、そういったことを考えながら引き続き「豪ドル/NZドル」の行方に注目していきます。
関連記事:収益が2か月連続で10万円超えのトラリピ
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