田舎に住んでいる人はドコモ一択。はいまもそうなのか?
田舎に住んでいると、なんのサービスにおいても都市部に比べて選択肢が大幅に狭まるのが一般的です。
携帯電話に関しても、MVNOも含めて様々なキャリアを選べるご時世ですが、田舎に住んでいる場合はどうなんでしょうか?
大勢の人が住んでいる都市部で提供されているサービスが一見ふつうとされてしまいがちなのですが、いやいや日本のNot都市部にも沢山の人が住んでいます。
今回は、都市部ではないエリアの携帯電話に関して考えたいと思います。
田舎の携帯電話のインフラ事情
都市部に住んでいると、どこにいても携帯電話の電波が入ってしまいますから、まれにふとした場所で発生する”電波が入らない状態”が大問題と考えてしまいがちです。
しかし、田舎の地域の場合、”そもそも自宅周辺が完全にエリア外・または電波がギリギリ”ということがありえます。
ほんの10数年前までは”ドコモしか電波が入らない”という場所がざらにありました。
私はかつて、個人ではソフトバンク(旧ボーダフォン・J-フォン)を利用し、会社からはドコモの携帯電話を支給されて、常に2つのキャリアの携帯電話を持ち歩いていた時期が長くありました。
働いていたのは地方都市で、実家はど田舎にあります。
よく辺鄙な場所にもでかけていたものでした。
そんなとき、「ドコモのみ電波が入る」という場面には数えきれないほど遭遇しましたが、その逆は一度もありませんでした。
ですから、実体験として、少なくとも10数年前までは、田舎に住んでいる場合はNTTドコモ一強でほぼ選択肢がなかったのです。
現在の携帯各社のサービスエリア事情
主要な携帯電話会社のサービスエリアは、それぞれ以下のリンクから確認できます。
現在のサービスエリアをあらためて比較して判明したのは、各社のサービスエリアにもうそれほど大きな違いはないということです。
自分が思い当たる、携帯電話の電波が怪しい田舎・郊外の場所を、上記のサービスエリアマップで確認してみてください。
各社、かなり頑張っていると言えると思います。
場所によっては、ドコモはエリア外だけどauはエリア内などというところもあり、auの健闘ぶりもうかがえます。
以前は全くダメだった離島でもソフトバンクのエリア内になっていたり、ソフトバンクもかなり健闘しています。
楽天モバイルに関してはまだまだ楽天回線がサービスエリア外のところも多いですが、そういったところはまだローミングでauのサービスエリアが使えます。
また、通称格安スマホとも言われるMVNOのキャリアに関しては、これらの大手MNOキャリアの回線を使っていますから、同一と考えておいてそれほど大きな問題はありません。
現在は田舎でも選択肢は多い
結論としては、現在は田舎であろうともほぼすべての携帯キャリアを選択可能と言えます。
そのため、田舎の地域に住んでいて、過去の経緯からそのままNTTドコモを利用しつづけている方は、見直しをするべきでしょう。
選択肢は無数にあるわけですが、携帯電話のキャリア変更をしたことがない方にとっては、オンラインでの契約は敷居が高いイメージがあります。
そこで比較的着手しやすいいくつかの方法をピックアップしてみます。
キャリアのサブブランドにする
ソフトバンクでいえばワイモバイルのサブブランドを展開しています。
こういったサブブランドの携帯電話は、大手キャリアの回線も使いつつ、価格がそこそこ安く、なおかつ店舗も多くの場所にあることが特徴です。
ワイモバイルは、月額利用料金を安くできるだけでなく、Yahoo!プレミアムを無料で利用できるところも強みです。
もちろん、ドコモなどのキャリアからの切り替えも可能です。
店舗で大手キャリアのサブブランドに変更するというのも、ひとつの方法です。
支払いのクレジットカードを変更する
キャリアを変更するのはやっぱり面倒という場合、支払いに使うクレジットカードを変更するだけでも大きな違いが出てきます。
ドコモ:dカードGOLDで支払うことで最大10%ポイント還元
au:au PAYゴールドカードで支払うことで最大11%ポイント還元
それぞれ年会費が11,000円(税込)と少々高いですが、家族何人かでドコモ・auを利用している場合、支払いに使うクレジットカードを変更するだけで、あっという間に元がとれることでしょう。
新興MNOの楽天モバイル
第4のキャリアとして価格破壊を起こしている楽天モバイルも、田舎であっても検討の余地があります。
楽天モバイルを検討する場合には、エリアに関して注意するべきポイントがあります。
- 現時点で自宅などが楽天回線のエリアになっているかどうか
- 自宅などがパートナー回線エリアの場合、いつローミングが終了するのか
以上の2点です。
楽天モバイルのエリアに関しては、こちらから楽天回線・パートナー回線のエリア確認ができます。
また、ローミングエリアのみの確認と、ローミングの提供終了予定などの情報を確認するには、こちらのKDDIのサイトが確認しやすいです。
現在お住いのエリアがまだローミングエリアとなっていて、ローミング終了が間近に迫っている場合には、ローミング終了後に該当の地域のサービスエリアがどうなるかを確認してから切り替えるのがよいでしょう。
また、楽天モバイルもある程度店舗が存在しますので、オンラインでの手続きに不安がある場合は店舗で契約する選択肢もあります。
まとめ
インターネットとオンラインサービスの普及で、田舎での暮らしもずいぶん便利になりました。
辺鄙なところに住んでいようとも、なんでもオンラインで買えますし、最新の音楽や映画もサブスクで利用し放題です。
田舎は、それを利用するためのインフラが高いのがネックでしたが、いまやそれも相当改善されています。
しかし、それを知らないことで高いお金を支払い続けている、知っても面倒だからそのまま高いお金を支払い続けている人もまだまだ多いと言えます。
田舎に住んでいる人も、いまいちど日常生活で発生する費用について見直してみるとよいですね。
関連記事:ガラケーを楽天モバイルのiPhoneに変更してうけた苦情と対処
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