力の源とトリドールの株主優待は引き続きお得

株主優待の権利が確定するのが最も多い月は3月ですが、9月は2番目に多い月です。

そして現在は、9月に権利が確定した株主優待がちょうど届くシーズンとなっています。

わたしも複数の株主優待を受け取っているのですが、今回はそのうちの力の源ホールディングスとトリドールホールディングスの株主優待について記事にします。

力の源ホールディングスとトリドールホールディングスは、どちらも過去に株主優待の改悪で話題になっていますが、どうなんでしょうか?

私の記事では、株主優待をもらうために最低限必要な単元株(通常100株)での内容を中心に、内容を検討します。

力の源ホールディングスの株主優待

株をやらない人からすると、力の源ホールディングスってなに?と思うかもしれませんが、ラーメンの一風堂を展開している会社です。

オフィシャルな株主優待の情報はこちらです。

優待内容:ご賞味券が年2回もらえる。

優待取得条件:100株以上の継続保有(または500株以上)

100株を取得するには、2021/12/8時点ですと6万円程度必要です。

要注意なのは、100株の場合には継続保有(3回以上連続で株主名簿に記録)が必要な点です。

長期的に力の源ホールディングスの株を持ち続けるというつもりであればそれほど問題にはなりませんが、最初の株主優待券をもらうまでに時間がかかりますので、すぐに株主優待をもらってみたい!という人にはちょっと向きません。

以前は「優待割引カード」という、会計が10%以上割引になるカード(割引率は保有株式の数によってかわる)ももらえたのですが、2021年3月の改定でなくなってしまいました。

ただ、引き続きもらえる「ご賞味券」に関しては、ラーメン一杯が無料で食べられ、なおかつ同伴者1名も無料になりますから、非常にお得な優待券となっています。

ラーメン一杯を1,000円として、2名を年2回使うと考えると、年間4,000円です。

株式取得に6万円必要だとすると、還元率としては6.6%ぐらいになります。

「優待割引カード」 がなくても十分お得と言えるでしょう。

また、力の源ホールディングスは、コロナ禍以前の株価はピーク時で今の倍ぐらいありましたが、コロナで急落して以降ほとんど回復していません。

ですから、今後業績が回復すると見るのであれば、まだ割安で買えると言えるでしょう。(あくまで、割安とみるかどうかは各個人の判断となります)

トリドールホールディングスの株主優待

トリドールホールディングスも、株をやらない人からするとこの会社なに?という名前ですが、丸亀製麺などを展開している会社です。

オフィシャルな株主優待の情報はこちらです。

優待内容:優待券が年2回もらえる。

優待取得条件:100株以上の保有

100株を取得するには、2021/12/8時点ですと25万円程度必要です。

トリドールも、保有株式の数が多ければより沢山の優待券がもらえます。

また、継続保有していなくても優待券はもらえますが、200株以上で継続保有するとより沢山もらえます。

トリドールの優待は2020年に改悪されて、もらえる優待券の額面が減ってしまいました。

とはいえ、単元株を保有していれば1回あたり3,000円分の優待券が年2回、合計6,000円相当がもらえます。

株式取得に25万円必要だとすると、還元率としては2.4%ぐらいになり悪くありません。ただ際立ってお得ともいえないですね。

トリドールホールディングスは、コロナ禍の株価の落ち込みは完全に乗り越えて、底値の時の3倍ぐらいの株価になっています。

200株を継続保有するのが、株主優待観点から言えばコスパが高いと言えますが、現在の株価で買うのは個人的にはちょっと高いですね。

私自身でいうと、「その企業の店やサービスが気に入っている+株主優待が優れている」場合には基本的に継続保有します。

が、ここまで上がってくると、売ってしまおうか悩むところです。

トリドールは、丸亀製麺以外にも、肉のヤマキ商店など複数の飲食チェーンを展開しており、優待券はそれらの店舗でも使えます。※ここで店舗検索ができます。

関連記事:トリドールの株主優待は丸亀製麺以外でも使える

まとめ

力の源ホールディングス、トリドールホールディングスともに、過去に株主優待の改悪があったとはいえ、現時点の株主優待も十分魅力的なものと言えると思います。

米国株式などにはないは株主優待という仕組みは、私個人としてはその会社のファンを増やすことや、長期保有の株主を増やすことに少なからず効果があるのではと思っています。

事実、わたし自身がそのような株式の保有の仕方をしているもので。

株主優待は、毎年優待が届くのを楽しみに株式を継続保有できるのはよいのですが、株の売り時の判断が難しいというデメリットがあります。

優待がない会社の場合には、株価がある程度目標とする高値に到達したら売却すればよいのですが、株主優待があるとそれにつられて売却を渋り、気づいたら株価が低迷などということもあります。(逆に、優待自体は悪くなかったものの、見切って売った後に株価が高騰して悔しい思いをすることもありますが)

単純に株価の爆上がり期待で株を買うのであれば伸びしろの高い米国株だと思うのですが、日本株は株主優待制度が非常に魅力的なので、特に自分が応援したい企業が安値の時は買っていきたいですね。

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猫男
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ブラック企業から脱出しホワイト企業で働いているが、今はサラリーマン生活からの脱出を目指している、猫を愛する40代の男の記録です。このブログの記事には広告を含みます。
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