交通費無料で、佐野市で佐野ラーメンを食べる
先日、佐野ラーメンで有名な栃木県佐野市に、JRE BANKの特典を利用して東京駅から無料で行ってきました!
しかも、帰りは東武鉄道の株主優待を使って、とうきょうスカイツリーまで無料で帰ってくるという、お得すぎる旅を満喫してきました。
今回は、このお得な旅の全貌と、株主優待を活用したお得生活についてご紹介します!
交通費無料の源泉はJRE BANKと東武鉄道
JRE BANKの特典で、東京駅から佐野市まで無料で行く!
2024年にサービスが開始したJRE BANKは、新幹線でも使える優待割引券をもらえたり、お得すぎる特典で一躍話題になりました。
その特典の中で、ひときわ目を引く謎のサービスが、「東京・新宿~佐野の、高速バスの片道料金無料クーポン」です!
JRE BANK プログラム特典
マロニエ新宿号/マロニエ東京号(東京・新宿~佐野)の片道料金無料クーポンを年2回プレゼント
- 条件
- 1. JRE BANK口座を開設していること
- 2. JRE POINT WEBサイトへの登録とJRE POINTリンク登録をしていること
- 3. JRE BANK口座の資産残高が500,000円以上であること
- 4. JRE BANKから送付するクーポンをバス利用時に運転士に提示し利用すること
条件は比較的簡単です。
口座を開設して、50万円を預金することができれば、もらえると考えてよいでしょう。
このバスの片道料金は、普通に購入すると1600円です。
銀行の利率は、最近徐々に上がってきたとはいえ、例えば年利0.1%で50万円を1年間預金したとしたら、利息が500円です。(さらにそこから税金が引かれる)
つまり、その3倍以上の価値がある無料券を、年に2回もらえるという超太っ腹な特典となっています!
しかし、「行先が佐野市限定」「片道だけ」という強力な縛りがあるので、なかなか使いづらい特典であることも確かです。
特に、もう片道の運賃をどうするのかは悩ましい問題です。
佐野市には、JR東日本と東武鉄道の路線が存在するのですが、東武鉄道には使用区間に制限がない株主乗車証が存在します。
この東武鉄道の株主乗車証が、その問題を解決するひとつの方法になるでしょう。
東武鉄道 株主優待乗車証
お一人様1枚につき、東武線内を片道1乗車いただける乗車券となります。使用区間に制限はございませんので、例えば、浅草駅から北千住駅までとして1枚ご利用いただくことも、浅草駅から東武日光駅までとして1枚ご利用いただくことも可能です。
・100株以上 – 200株未満: 3月末 (基準日)で2枚
※上記は優待証をもらうための最低ラインです。保有する株数によってもらえる回数と枚数が増加していきます。
東武鉄道は営業路線が非常に長いですから、株主優待乗車証も長距離区間を乗ったほうがお得です。
例えば、浅草から佐野駅まで東武鉄道に乗った場合、運賃は1000円(IC:995円)です。
それなりの金額がしますから、株主優待乗車証を使うにもちょうどいい区間だと思います。
実際に無料で佐野市に行ってみた
この特典、東京発・新宿発のどちらの高速バスでも利用できます。
新宿発のほうが本数が多くて使いやすいのですが、わたしは今回、東京駅発に乗ることにしました。

※乗車できるバスはジェイアールバス関東ですが、この写真は同じ乗り場に止まっていた東武バスのものです。
途中、王子駅にも立ち寄りながら、約90分のバスの旅になります。
座席は事前に予約もできるのですが、空きがあれば予約なしでも乗車することができます。
わたしは予約なしで余裕で乗れたのですが、いつも乗れるとは限りませんので、予約をしておいたほうが安全ではありますね。
さて、運転手さんも親切で、快適なバスの旅はあっという間に終わり、佐野市に到着しました。
このバスは、佐野プレミアム・アウトレットにも止まるのですが、私は終点の佐野新都市バスターミナルまで乗車しました。
ちなみに、このバスターミナルとアウトレットは非常に近いので、どっちで下車しても大してかわりません。

下車して数秒で早速でました。佐野市のキャラクター、さのまるです!
結構かわいいですね。

こっちにもいました!
佐野市はさのまるをかなり押していますね。
この後も、あらゆるところでさのまるを目にすることになります。
ところで、佐野市にやってきた最大の目的は、佐野ラーメンです。
逆に言うと他になにがあるのかよくわからずに来ています。
バスターミナルがかなり中心部から外れたところにあることは認識していたので、安全のためにその周辺のラーメン屋を事前にリサーチし、朝から営業しているところが一軒あることを確認していました。
一目散にその店を目指し、10分も歩かないうちに到着しました。

数人待ちが出ていたのですが、10分ぐらい待って入店できました。
訪問時間は10時台だったのですが、結構人気がありますね。

ラーメンはどれにしようか迷ったのですが、迷った時の「全のせ」で対応しました。
そして、このラーメン、たいへん美味しかったです!また佐野市にラーメンを食べにくることは、これで確定しました。
全のせの場合、にんにくとしょうがを選べたのですが、私は迷わずにんにくを選択しました。
佐野ラーメンのスープはあっさりしていて、そのまま食べても非常に美味しかったのですが、途中で味変ができて2倍楽しめました。
ラーメンを食べ終えたところで、次の目的地に向かいます。
この周辺にはなにもなさそうなので、佐野市の中心部に移動します。
歩くにはかなり遠いのですが、バスの本数もそんなに多くありません。
近くにあるアウトレットモールまで戻り、そこからバスに乗るのが得策と判断しました。
待っている間はモールをぶらついていればいいですからね。

本数はこんな感じで、1時間に1~2本といったところです。
この他にもう一つ循環バスの路線があるのですが、そちらの本数も同じような感じです。
ここにもしっかり”さのまる”がいます。
さらに、”のっ太くん”という佐野市生活路線バスのキャラクターとの豪華共演です。

”佐野厄よけ大師”にやってきました。
こちらは惣宗寺(そうしゅうじ)という天台宗のお寺です。
目の前には”佐野厄よけ大師”というバス停があるのですが、そこに停まるバスには乗れなかったので、市役所前で下車して10分ほど歩きました。
なお、ここは川崎大師、西新井大師と並ぶ関東三大師のひとつということです。
わたしは川崎大師と西新井大師については過去に行ったことがあるので、これで関東三大師をコンプリートです!!
結構沢山の人が来ており、関東三大師の称号は伊達じゃないようです。
他の二大師に引けを取らない人気ぶりでした。

このお寺で最も目を引いたのが、自動販売機の多さです!
お守りやおみくじなどを販売する自動販売機が、とにかく沢山あります。
ここにも人手不足の波が押し寄せているのでしょうか。参拝客も多いですから、これは良い判断かもしれません。
なお、佐野厄よけ大師の道路を挟んで反対側に、佐野市観光物産会館という建物があり、お土産を買えたり、マンホールカードがもらえたりします。
会館には”さのまる”の像がありますし、マンホールカードにももちろん”さのまる”がいます。
なお、さのまる像は駅前にもありましたが、いずれも写真を撮り忘れてしまいました。気になる方はぜひご自身の足で見ていただきたいと思います。

佐野厄よけ大師から10~15分ほど歩き、佐野市郷土博物館にやってきました。
ここは、無料で観ることができて展示物もたくさんあり、なかなかよかったです。
わたしの他には誰も訪問者がおらず、貸し切り状態で拝見することができました。
佐野市の歴史のほか、佐野市出身で足尾銅山事件で救済を訴えた田中正造さんに関する展示などがあります。
なお、調べた限り近所にバス停もなく、ここへの公共交通機関はないようなので基本的に歩くしかないようです。
観終わったら、歩いて佐野駅に向かいます。

駅前にちょっとした飲み屋が連なる路地がありました。
夜になったら営業していそうな雰囲気ですね。

そして、佐野駅に到着しました。
20分ぐらいは歩いたような気がしますが、佐野市の中心部を散策しながらでしたので、ちょうど良い距離感でした。
駅前には正直あまり店もなく、私が訪問したときはセブンイレブンだけが利用可能でした。
そして前述のとおり、ここからは東武鉄道の株主優待乗車証を使い、東京まで無料で戻ったのでした。
”りょうもう”という特急が走っているので、別途特急券を購入すれば浅草・とうきょうスカイツリー・押上あたりまで約90分で戻ることができます。
今回の旅は無料で往復するのが趣旨なので、特急券は買わず、何度か乗り継ぎをし、約2時間かけて戻ってきました。
JR BANKの特典で乗れる高速バスは「移動時間が短い」「乗り継ぎ不要」ですから、あらためてそのありがたみを感じます。
以上が、佐野ー東京の無料旅の全貌でした。
なお、この場合、やる気があればそのまま浅草や東京スカイツリーも観光できるので、活用の幅はさらに広げられます!
まとめ
今回の旅の感想と気づきを、箇条書きにします。
- バス旅と鉄道旅をどちらも楽しめて、移動時間も意外に飽きない。
- 日帰り旅行にはちょうどいい距離感。
- バスターミナルと駅が遠いので、その間は路線バスを利用するのが無難。
- 公共交通機関と徒歩で行ける範囲にはあまり観光できるものがない。
- ただし、ラーメン屋は思っていた以上に沢山あり、そして美味しい。
- 「佐野ラーメンを食べる」「1か所ぐらいなにかを観光する」ぐらいのスケジュールがちょうどいい。
- アウトレットモールが結構大きいので、買い物が好きな人は佐野プレミアムアウトレット目的で行くのも有り。(実際に、ほとんどの人がアウトレットのバス停で降りていました。)
- 今度は別のラーメン屋を訪問してみよう。
また、
わたし:優待の恩恵を受けて、安く楽しめた。
JR東日本・東武鉄道:交通費は無料だったが、旅行中に関連施設で少し買い物をしたので収益につながった。
佐野市:ラーメンやお土産購入などでお金が落ちた。
という結果で、三方よしだったのではないでしょうか。
※JRE BANKのウェブサイト
※東武鉄道のウェブサイト
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会社のために働くか、自分のために働くか。自由を手に入れる、マネ活の話。それは、わたしたちに何をもたらすのか。社畜無間地獄 と マネ活極楽浄土のはざまを生きる。 ※このブログには広告を含みます※
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