12月に100万円以上損切りしても年間ではプラス

12月は、見込みのない通貨ペアを損切りするべき月です。

それまでに出ている利益と相殺して、翌年に支払う税金を減らすことが目的ですが、ポジションを減らすことによって余裕ができた証拠金を、別の有望な通貨ペアに振り向けられるというメリットがあります。

私も例に漏れず12月に損切りを実行したのですが、今月もその結果を公開いたします。

先月のトラリピ運用結果

「トラリピといえばオージーキウイ(AUD/NZD)」であり、そんな年が何年も続いてきました。

しかし、2024年にそのトレンドもついに終わってしまったようです。

チャートがほぼ右肩上がりになって下がらなくなっただけではなく、これまで主力にしていたAUD/NZDの売りポジションのスワップが、プラスからマイナスに反転してしまいました。

スワップがマイナスになって以降は、AUD/NZDのポジションを新規で増やすことは止めていたのですが、12月は既存のポジションも減らすことにしました。

結果として、AUD/NZDは100万円以上損切りしました。

「損切りしたとたんにチャートの動きが良くなる」というのは”あるある”なので、全てのポジションを解消したわけではなく、あくまで一部です。

三分の一程度のポジションを解消したので、まだマイナスの評価損のポジションは沢山持っています。

結果としては、2024年末から2025年初にかけて再びAUDが強くなりはじめ、残したポジションの評価損は残念ながらさらに増加しています。

2025年は、チャートの動きを見ながら残っているAUD/NZDを段階的に減らしていくつもりです。

通算の収益

2024年のトラリピの通算の収益は以下のようになっています。

12月に100万円以上の損切りをしても、売買とスワップの合計で150万円程度のプラスになっています。

今思えばもう少し損切りの額を増やして利益を圧縮してもよかったとも思いますが、年間の収益がプラスなのは精神的に良いです。

なお、2025年に入って証拠金を引き出して、額を減らしています。

「AUD/NZD」の通貨ペアが駄目になった今、私は「TRY/JPY」に注目しており、12月にその通貨ペアである程度の成果を出すことができました。

しかし、トラリピは「TRY/JPY」のスワップの金額が少なすぎるのです。

そのため、トラリピの運用額を減らして、別のサービスに割り当てることを考えています。

トラリピとは

わたしが収益をあげているトラリピとは、マネースクエア が提供するFXの自動取引のサービスです。

トラリピ®とは「トラップリピートイフダン®」という注文方法の略称です。マネースクエアHDが特許を取得しています。

トラリピは、あなたが決めた価格で、自動的に売買をくり返します。

あなたに代わって24時間、システムが利益をねらうことで、普段の暮らしをジャマしないFXの実現を後押しします。

https://www.m2j.co.jp/fx-toraripi/what-is?p=fx_sem_lis&utm_source=yahoo&utm_medium=cpc&utm_campaign=op_toraripi&yclid=YSS.1001264718.EAIaIQobChMIrd2Ltt7u_wIVUytgCh1eVAgrEAAYASABEgLg6vD_BwE

要はFXなのですが、自動売買という点がポイントです。

わたしの場合はもともと他人の設定を真似て運用をはじめましたが、それに飽き足らずに内容を徐々に変更していきました。

というのは、”積み立てで誰でも簡単・安全に”みたいなやり方は、やっぱりあまり儲からないのです。

その一方で、拘束される資金量もそれなりですし、そのまま運用してもFIREできる気がしませんでした。

ただ、トラリピそのものには魅力を感じていたので、運用をやめようと思うこともありませんでした。

結果的に、独自の挑戦をしたところ一度は大きく失敗し、損失がでてしまったのですが、その失敗から学び、自身の考えをもとにトラリピの運用法を完全に変更したところ、収益が大きく改善したのです。

マネースクエア

しかし、前述のように、トラリピはスワップがいまいちです。

特に「TRY/JPY」の通貨ペアでは顕著です。

そのため、「TRY/JPY」のスワップを起点に他のサービスを検討してみたところ、以前から利用しているトライオートFXが優秀なことが判明しました。

自動取引のFXは通常のFXに比べてスワップが低いのですが、少なくともトライオートFXの「TRY/JPY」のスワップは他に比べて大きく見劣りがしません。

トライオートFXというと、以前は自動売買取引に手数料がかかっていました。

手数料によって取引が割高になるだけではなく、取引にかかるコストがわかりづらい要因ともなっていました。

しかし、その手数料は2024年9月から撤廃されたのです!これは大きな改善です。

ということから、主にトラリピで行ってきた自動取引の割合を、トライオートFXに徐々に移行していくことを考えています。

トライオートFXについては、過去に「トライオートFXを1か月試してわかったこと」という記事を書いています。

当時は、PCサイト・アプリともに、全体的に操作に対する反応が遅くて使いづらさを感じていたところがありましたが、そこも最近は大きく改善されており、ストレスを感じません。

トライオートFX

もしこれから新規に自動取引を開始しようと考えている方には、そのような理由から個人的にはトライオートFXのほうをお勧めします。

SBI証券の”代用管理(株券担保サービス)”の進捗

トラリピに加えて運用をしているのが、SBI証券の”代用管理(株券担保サービス)”です。

これは、口座に保持している株式を担保にしてFXができるサービスで、つまり現在持っている株式がある程度あれば、FX用に新たに入金しなくてもFXの取引ができるというものです。

こちらも、トラリピと同様に、12月には「AUD/NZD」ポジションの損切りを断行しました。

ただ、こっちのFXでは「TRY/JPY」の通貨ペアで大きな利益を上げていたので、損切りをしても75万円ほどの利益となりました。

「TRY/JPY」はスワップの高さが魅力で、決済の内訳をみても、その圧倒的な強さが顕著にでています。

「TRY/JPY」には、そもそも価格の下落に対する高いリスクがあります。

しかし、2024年になってからは以前に比べてボラティリティが低下しているので、現状はある程度通貨の価値が下がったとしても、スワップの金利収入でそれをすぐにカバーできてしまいます。

すくなくとも、2024年12月はこの状況をうまく活用することができました。もちろん、この先いつなにがどうなるかは誰にもわかりません。

SBI証券でのFXを年間で見たときにも、トータルで270万円ほどの利益になりました。

1年の中では大きく損失を出した月もありましたが、トータルでこれだけ利益がでれば私としては上出来です。

私の運用手法である、

  • 通貨ペアを絞り込む。
  • スワップがプラスになる注文に絞り込む。

という点をあらためて認識しつつ、引き続き欲を出さずに運用していきます。

SBI証券の代用管理を使ったFX運用では

「持っている株を担保にFXをする」→「そのFXの収益で株を買う」→「その株を担保にFXでもっと収益を上げる」→繰り返し

といったサイクルを理想形としています。


まとめ

投資において常にプラスでいることは無理ですから、多少大きな損失がでたとしても長期的なスパンで考えて判断をし、実行に移していくことが重要であるということを、1年の取引を振り返ることで再認識しました。

相場というものは常に変わっていくので、駄目になったものは損切りを断行したり、主力の通貨ペアを思い切って変えていくといった判断をしっかりしていくことが大事ですね。

どっちつかずの中途半端な取引をしないように、今年も精進したいと思います。

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