先月は300万円近い過去最高額の損失で、大きな学び

毎月順調に収益をあげてきたSBI証券の代用管理を使ったFXですが、10月は大きな判断ミスをして、過去最高額の損失をだしてしまいました。

また、10月はトラリピも不調でほとんど収益があげられず、ここ数年で最も厳しい月となりました。

一方で、底は脱したと思われるので、気を取り直して日々取り組んでいます。

今月もその結果を公開いたします。

先月のトラリピ運用結果

わたしは「EUR/GBP」「AUD/NZD」の2つの通貨ペアで主にトラリピを運用しており、毎月そのどちらか一方で沢山決済が発生し、そうじゃないほうの通貨ペアはその月にポジションを貯めこむスタイルを取っています。

6月に「EUR/GBP」のポジションを全部決済していたこともあり、現在は「AUD/NZD」のみで運用しています。(現状のトラリピ設定の内容はこちらの記事に掲載しています)

10月中盤頃までは、「AUD/NZD」のチャートの上昇が激しく、証拠金維持率がかなりこころもとない状況となりました。確か110%ぐらいまでいったと記憶しています。

そんなとき、前に少しポジションを持って塩漬け状態になっていた「EUR/USD」のポジションを未だに保有していることに気づき、それを全決済して証拠金維持率に少し余裕を持たせることができました。

「EUR/USD」のポジションに関しては、放置しすぎていてなぜかすっかり頭から抜けていました。

保有している数が少なかったのと、スワップがプラスになる売りで持っていたので、将来いつか決済されるだろうぐらいの感覚でいたようで。

幸い、その翌週から「AUD/NZD」のチャートが反転しはじめて、徐々に「AUD/NZD」での決済が積みあがるようになってきました。

結果、わずかではありますが10月トータルでは1万円ほどの収益となっています。

通算の収益

トラリピの通算の収益は以下のようになっています。

引き続きあまりぱっとしませんが、プラスの収益が続いていますし、その間、受取前スワップの金額が地道に上積みされています。

前述のとおり、一時証拠金維持率が危険水域にあったので、証拠金を30万円追加しました。

トラリピとは

わたしが収益をあげているトラリピとは、マネースクエア が提供するFXの自動取引のサービスです。

トラリピ®とは「トラップリピートイフダン®」という注文方法の略称です。マネースクエアHDが特許を取得しています。

トラリピは、あなたが決めた価格で、自動的に売買をくり返します。

あなたに代わって24時間、システムが利益をねらうことで、普段の暮らしをジャマしないFXの実現を後押しします。

https://www.m2j.co.jp/fx-toraripi/what-is?p=fx_sem_lis&utm_source=yahoo&utm_medium=cpc&utm_campaign=op_toraripi&yclid=YSS.1001264718.EAIaIQobChMIrd2Ltt7u_wIVUytgCh1eVAgrEAAYASABEgLg6vD_BwE

要はFXなのですが、自動売買という点がポイントです。

わたしの場合はもともと他人の設定を真似て運用をはじめましたが、それに飽き足らずに内容を徐々に変更していきました。

というのは、”積み立てで誰でも簡単・安全に”みたいなやり方は、やっぱりあまり儲からないのです。

その一方で、拘束される資金量もそれなりですし、そのまま運用してもFIREできる気がしませんでした。

ただ、トラリピそのものには魅力を感じていたので、運用をやめようと思うこともありませんでした。

結果的に、独自の挑戦をしたところ一度は大きく失敗し、損失がでてしまったのですが、その失敗から学び、自身の考えをもとにトラリピの運用法を完全に変更したところ、収益が大きく改善したのです。

マネースクエア

SBI証券の”代用管理(株券担保サービス)”の進捗

トラリピに加えて運用をしているのが、SBI証券の”代用管理(株券担保サービス)”です。

これは、口座に保持している株式を担保にしてFXができるサービスで、つまり現在持っている株式がある程度あれば、FX用に新たに入金しなくてもFXの取引ができるというものです。

2024年は、トラリピ以上にうまくまわっており、毎月数十万円の利益をたたき出していました。

しなしながら、10月に限っては、約288万円という巨額の損失を出してしまいました。

これは完全に私の判断ミスによるもので、残念ですが結果には納得しています。

失敗の理由は明確でした。

「欲をだして、自分の運用ポリシーを曲げた」

に尽きます。

8月・9月はUSD/JPYの通貨ペアが稼ぎ頭となっていました。

その2か月の間、

「チャートの流れが変わった序盤に、売りポジションを全て損切りした(損失は数十万レベル)」

「その後買いポジションでの運用に切り替え、最終的には月間数十万レベルの利益(損切りした数十万円のマイナスを吸収したうえで)」

といったことが続いていました。

これを振り返ってみると、2か月とも最終的には同月内にチャートが大きく戻っていたので、

”当時損切りしたポジションをそのまま保有し続けていれば、結果的にその損失はゼロ近くまで減った。つまり、損切りせずにロングをすれば、月間の利益は100万円を超えることができたのではないか?”

と思うに至りました。

というわけで、「10月は損切りせずにやってみよう!」と考え実行に移したところ、それまでとチャートの流れが変わってしまい、売りポジションの含み損が拡大する一方の状況となってしまいました。

さすがにこのままいくとやばいと思い、タイミングがかなり遅くなりながらも結局途中で損切りをすることにしたのです。

8・9月と同様にしていれば損切りによる損失は70万円ぐらいで済んでいたのですが、判断が遅れてしまったので、その損失は300万円を超えるに至りました。

損切り後にロングでの取引を本格的に始めて、ひとまずマイナスを288万円まで減らしたという状況です。

ロングでの本格運用に移行するタイミングも遅れたために、含み損が拡大しただけでなく、利益を上げるチャンスも失うというまさに最悪のパターンです。

9月の運用の振り返りで、「自分の読みが外れたと思ったら、損切りを大胆に行って方向転換することが非常に重要」と自分で書いていました。

しかし、これはもっといけるんじゃなか?という欲をだしたことからこの認識を早速疎かにしてしまい、大きな損失を出してしまいました。

まさに自業自得なので、実はそのショックは意外にもそれほど大きくありません。

これを反省して、また気を取り直して運用に取り組んでいるところです。

私の運用手法である、

  • 通貨ペアを絞り込む。
  • スワップがプラスになる注文に絞り込む。

という点もあらためて認識しつつ、誘惑に負けないように気持ちを強く持ちたいと思います。

※過去を振り返ると2022年の10月にも大きな損失を出していました。歴史は繰り返していた・・・(為替介入で100万円の損失の後、月収30万超に。

SBI証券の代用管理を使ったFX運用では

「持っている株を担保にFXをする」→「そのFXの収益で株を買う」→「その株を担保にFXでもっと収益を上げる」→繰り返し

といったサイクルを理想形としています。

10月は例外的にやらかしてしまいましたが、いまのところ、この運用スタイルが自分自身に非常にうまくはまっていて、金融資産を増やすことに大きく貢献しています。


まとめ

大きな損失を出したことは確かに痛いのですが、その分学びも大きかったので今後に生かしていきたいと思っています。

こういった損失を被るのは、実際に体験しないと本当の意味でわからないですし、関連した判断も本当の意味ではできるようにならないようにも思います。

その損失額に対して思ったよりもショックが少ないのは、年間トータルでみるとそれでもまだプラスであるといった点も要因の一つだと思います。(代用管理のFXだけで100万円ぐらいのプラス)

また、10月は含み損が急激に増えたことにより、証拠金としていれている現金が急速に足りなくなってきたので、それを補填するために株や投信信託をそこそこ売りました。

なので、ある意味、株価が上がっている株の利確をしたり、いまいちな株の損切りをするいいきっかけにもなりました。

それによって、現金の保有率が高まったのも良かったです。今度株価が暴落する時まで温存しておきたい。

ということで、複数の品目?で資産運用をするメリットを非常に感じれられた月となりました。

関連記事:代用管理のFXで先月も50万円ほどの収益

関連記事:為替介入で100万円の損失の後、月収30万超に。

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猫男
猫男
会社のために働くか、自分のために働くか。自由を手に入れる、マネ活の話。それは、わたしたちに何をもたらすのか。社畜無間地獄 と マネ活極楽浄土のはざまを生きる。 ※このブログには広告を含みます※
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