耐えるしかなかった7月のトラリピがついに復調へ
6月中盤から「AUD/NZD」の通貨ペアの流れが変わり、一気にポジションの決済が途絶えたのですが、その傾向は7月もほぼ続くことになりました。
結果、含み損も増えていき苦しい状況が1か月ほど続きましたが、ついに先週から復調の兆しが見え始めたのです。
先月のトラリピ運用結果
わたしは「EUR/GBP」「AUD/NZD」の2つの通貨ペアで主にトラリピを運用しており、毎月そのどちらか一方で沢山決済が発生し、そうじゃないほうの通貨ペアはその月にポジションを貯めこむスタイルを取っています。
そんな中、6月に「EUR/GBP」のポジションを全部決済していたので、7月時点で残っているのはほぼ「AUD/NZD」の売りポジションのみでした。
6月中盤以降、その「AUD/NZD」の通貨ペアはずっと「AUD強」の右肩上がりの状態が継続していたため、そのポジションの含み損がじわじわと増え続けていたのです。
しかしついに、7月後半になってその傾向が逆転し、”含み損の減少” ”売りポジションの決済”というサイクルに入ってきました。
結果として、月間では3.5万円ほどの収益となり、金額としてはこころもとないのですが、8月に期待ができる状況となっています。

「EUR/USD」「USD/JPY」はスポットで注文を入れてわずかな利益をだしています。
「USD/JPY」に関しては、JPYの為替介入や追加利上げなどもあり現時点では円高傾向になっています。
それによって相場の動きが激しいのと、個人的にはすんなりとこのまま一直線に円高に進むとはあまり思っておらず、現在は下手に手を出すのは危険な時期と考えています。
一方で、「EUR/USD」の売りポジションに関しては引き続き注目しているところです。
通算の収益
トラリピの通算の収益は以下のようになっています。
前述のとおり、7月は収益が激減しました。

とはいえ、グラフを見てもわかるように、収益が激減するのはサイクルとしてやってくるので、今回が特別なわけではありません。
そのサイクルは必ずやってきますから「その時期にポジションとスワップを貯めこむ」のです。
つまり、仕込みの時期とも言えます。
そしてその期間耐え忍んで仕込んだものが、後になって収益に繋がってきます。
ただ、この仕込みの時期は、”含み損は増えていく”し、”収益も発生しない”ので、精神的にあまり気持ちのいいものではありません。
ロスカットされないようにリスクコントロールも必要です。
6月中盤から7月中盤にかけてはAUDの上昇の勢いがものすごく、このままポジションが増え続けるとロスカットになる危険もあったため「トラリピ設定の全キャンセル(ポジションをこれ以上増やさないように)」「証拠金30万円の積み増し」を行っていました。
7月後半からAUD/NZDのチャートが反転
そして現在、AUD/NZDのチャートが反対に動き出し、積みあがっていたポジションの決済が始まってきました。
「AUD/NZD」の最近のチャート

それによって証拠金維持率も回復してきたので、一時的に取り消していたトラリピ設定も復活させました。
ちなみに取り消す前に入っていた設定は以下の内容です。

トラリピとは
わたしが収益をあげているトラリピとは、マネースクエア が提供するFXの自動取引のサービスです。
トラリピ®とは「トラップリピートイフダン®」という注文方法の略称です。マネースクエアHDが特許を取得しています。
トラリピは、あなたが決めた価格で、自動的に売買をくり返します。
あなたに代わって24時間、システムが利益をねらうことで、普段の暮らしをジャマしないFXの実現を後押しします。
https://www.m2j.co.jp/fx-toraripi/what-is?p=fx_sem_lis&utm_source=yahoo&utm_medium=cpc&utm_campaign=op_toraripi&yclid=YSS.1001264718.EAIaIQobChMIrd2Ltt7u_wIVUytgCh1eVAgrEAAYASABEgLg6vD_BwE
要はFXなのですが、自動売買という点がポイントです。
わたしの場合はもともと他人の設定を真似て運用をはじめましたが、それに飽き足らずに内容を徐々に変更していきました。
というのは、”積み立てで誰でも簡単・安全に”みたいなやり方は、やっぱりあまり儲からないのです。
その一方で、拘束される資金量もそれなりですし、そのまま運用してもFIREできる気がしませんでした。
ただ、トラリピそのものには魅力を感じていたので、運用をやめようと思うこともありませんでした。
結果的に、独自の挑戦をしたところ一度は大きく失敗し、損失がでてしまったのですが、その失敗から学び、自身の考えをもとにトラリピの運用法を完全に変更したところ、収益が大きく改善したのです。
SBI証券の”代用管理(株券担保サービス)”の進捗
トラリピに加えて運用をしているのが、SBI証券の”代用管理(株券担保サービス)”です。
これは、口座に保持している株式を担保にしてFXができるサービスで、つまり現在持っている株式がある程度あれば、FX用に新たに入金しなくてもFXの取引ができるというものです。
これまで、トラリピで収益があがらないときはこちらの取引でカバーできていたのですが、7月はこちらも不調でした。
2024年7月は以下のように約4.1万円の収益となっています。

6月までは主に「USD/JPY」をメインに取引をしていたのですが、前述のようにこの通貨ペアの方向性が怪しくなってきたので、6月をもって「USD/JPY」はほぼ撤退しました。
その一方で、「EUR/NZD」の通貨ペアでも結構収益があがっていたことから、この売りポジションを増やし始めたのですが、そこからNZDが急激に弱くなりはじめて、7月は「EUR/NZD」の評価損が激増してしまいました。
これは私の判断ミスによるところですが、この影響によってトラリピ同様にこちらも評価損が一気に増加したために、7月は耐え忍ぶことを余儀なくされたのです。
耐え忍ぶにあたっても「プラスのスワップが発生するポジションしか保有しない」という考え方はこちらでも共通しているので、マイナススワップに脅えることは一切ありません。
といった要因からSBI証券側のFXも数万円の利益にとどまる結果となったのですが、こちらも同様に7月後半からチャートが反転しはじめたので、状況が好転しつつあります。
SBI証券の代用管理を使ったFX運用では
「持っている株を担保にFXをする」→「そのFXの収益で株を買う」→「その株を担保にFXでもっと収益を上げる」→繰り返し
といったサイクルを理想形としています。
いまのところ、この運用スタイルが自分自身に非常にうまくはまっていて、金融資産を増やすことに大きく貢献しています。
まとめ
これまで、「トラリピ」と「SBI証券の代用管理サービスを利用したFX」の併用により、一方が不調であったとしても毎月数十万の利益がでていましたが、先月は初めてそれが崩れる形となってしまいました。
今回、それぞれの評価損が増えた原因は異なるのですが、
トラリピ:「AUD/NZD」
SBI証券:「EUR/NZD」
のように、”NZDが弱くなった”という部分が共通していたので、ここにリスク管理の甘さが露呈しました。
あらためて、トラリピとSBI証券では取り扱う通貨ペアを意識的に別にしていこうと決意した次第です。
その観点から考えても、「EUR/USD」の通貨ペアは今のチャートの動きも好ましいし、SBI証券側の当面のメイン通貨ペアにしてもいいかなと検討しているところです。
その他には、リスクはそれなりにありますが、TRY(トルコリラ)/JPY(日本円)の買い注文にも現在注目しています。
TRY/JPYといえば長年右肩下がりの通貨ペアですが、このところボラティリティが低下して以前より安定してきているようです。
トルコリラの金利は他の通貨に比べて圧倒的に高いので、通貨の価値がこの先多少下がろうとも、持ち続けていればプラスのスワップでその分をすぐカバーできそうに思われます。(もちろん、それを上回る勢いでトルコリラ安になる危険性はあります。特に、現在は円高に動く気配がありますからね。)
個人的に、ここ1年ぐらいでトルコの人と仕事をする機会ができたことも、その考えを後押しする材料になっています。
今後のトルコ経済・国力の伸びが期待できるからこそそういう仕事の機会もできたのであろうと思っているからです。
「EUR/USD」「TRY/JPY」の通貨ペアに関してもなにか学びや実績ができたら記事にしようと考えています。
今後も、運用実績や運用からの学びを定期的に公開していきます。
関連記事:6月のトラリピも40万円超のプラス
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会社のために働くか、自分のために働くか。自由を手に入れる、マネ活の話。それは、わたしたちに何をもたらすのか。社畜無間地獄 と マネ活極楽浄土のはざまを生きる。 ※このブログには広告を含みます※
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