Rakuten Turboは楽天信者から見ても高い
基本的に楽天モバイルはお得だと考えていて応援しているわたしですが、Rakuten Turboは割高だと思います。
楽天としては恐らくRakuten Turboを主力商品としていきたいのだと思いますが、消費者としてはRakuten Turboはあまりよい選択とは思えません。
Rakuten TurboがSPUの対象になった
これまで、「楽天ひかりを利用していると、楽天市場での購入に対して、楽天ポイントが+1倍」というSPU(スーパーポイントアップ)の特典がありました。
これが、2023年7月より、「Rakuten Turboまたは、楽天ひかりをご契約中」という条件に変更されました。
つまり、これまで楽天ひかりだけがSPU対象だったものが、「楽天ひかり または Rakuten Turbo」に拡大されたのです。
これ自体は単純にSPUのサービス拡大ですから喜ばしいことです。
しかし、Rakuten Turboの利用でSPUの+1倍は、はたしてお得なのでしょうか。
Rakuten Turboとは
Rakuten Turboとは、楽天モバイルの回線を利用した、自宅向けのインターネット接続サービスです。
「光回線などと異なり、工事が不要で利用できる」
「Rakuten Turboの利用により楽天市場でのポイント付与がアップする」
ことがメリットです。
Rakuten Turboの実質的な利用料金
Rakuten Turboの月額利用料金は「4,400円/月(税込4,840円)」となっています。
工事不要の無線のインターネットサービスは他社でも提供されていますが、それらと比べても目立って安いわけでもありません。(例:GMOとくとくBB)
また、なにより通常の楽天モバイルの契約では、データ利用無制限で「2,980円/月(税込3,278円)」の価格ですから、それと比較して1,500円以上も割高です。
キャンペーンについて
2023/07/02現在、「キャンペーン特価 1年間 1,980円/月」が実施されています。
1,980円で利用できて、楽天市場のポイントもさらにアップするのであれば、確かになかなかお得です。
しかし、キャンペーンの注意書きにある「※1 Rakuten TurboとRakuten Turbo 5Gの同時契約が必要。製品代金別途41,580円」が大きな問題です。
”Rakuten Turbo 5G”というのは、ホームルーターですが、これが高い。
Rakuten Turbo 5G製品代金
https://network.mobile.rakuten.co.jp/internet/turbo/fee/?l-id=rmt_fee_01
一括払い 41,580円
48回払い 866円×48回 ※1
24回払い 1,732円×24回 ※2
月あたりの支払いが最も少ない48回払いで考えた場合、実質的な支払は以下の金額となります。
キャンペーン期間中:1,980円+866円= 2,846円
キャンペーン期間後:4,840円+866円= 5,706円 (製品代金の支払いが終わるまでの3年間)
24回払いだと以下になります。
キャンペーン期間中:1,980円+1,732円= 3,712円
キャンペーン期間後:4,840円+1,732円= 6,572円 (製品代金の支払いが終わるまでの1年間)
Rakuten Turbo自体の基本料金も微妙な内容ですが、Rakuten Turbo 5Gの製品代金を含めると、より微妙な内容です。というか、高く感じます。
Rakuten Turboは高い
「スマホとセットで20,000円相当ポイント還元」のキャンペーンも実施されているので、それを利用すればRakuten Turbo 5Gの製品代金は実質半分とも考えることができます。
それを考慮しても、基本料金が特に安くないから、特段魅力的には映りません。
楽天市場でのポイント+1倍にしても、月に10万円買い物して1,000ポイントです。
製品代金の支払いが完全に終わった後は、月額料金が4,840円となりますが、例えばそこから1,000ポイント分を差し引いて考えても月額料金が実質3,840円。
ここまできてやっと”まあまあな料金”になってきます。
Rakuten Turboがお得な人
ポイントアップを考慮すると、「毎月20万円以上の買い物を楽天市場でしている人」であれば、Rakuten Turboを自宅インターネットで利用するのがお得と言えそうです。
仮に楽天市場で毎月50万円の買い物をしていれば、5,000ポイントがプラスされるので、Rakuten Turboを利用しない手はありません。
しかし、それに該当する人ってそうそういませんよね。
わたしは楽天市場のヘビーユーザーですが、あくまで一般的な消費者としての利用ですから、全くこれに該当していません。
まとめ
Rakuten Turboがお得なのは、楽天市場で毎月20万円以上買い物をしているごく限られた人でした。
そうではない場合、Rakuten Turboよりも以下のような選択肢のほうが安くあがると思われます。
- 通常の楽天モバイルを契約し、スマホでのテザリングや個別に準備したルーターで使う。
- 集合住宅に住んでいて、マンションタイプの契約ができる場合は、光回線などの有線タイプを使う。(例:シンプルに安い速いGMOとくとくBB光!)
せめて、「スマホで楽天モバイルを契約している人がRakuten Turboを使うと、Rakuten Turboの月額利用料が常に半額」のような割引が欲しいですね。
そういうわたしは、マンションタイプの光回線が利用できない集合住宅に住んでいるので、地元のケーブルテレビ会社のインターネットサービスを利用しているのでした。
生活は楽天経済圏に浸かっていますが、Rakuten Turboは利用しません。
関連記事:楽天モバイルの利用でパリーグとNBAの試合が見放題に
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