Rakuten最強プランは本当に最強なのか?

なにかと叩かれることの多い楽天モバイルですが、6/1から「Rakuten最強プラン」を開始しています。

わたしはMVNOの時代から長らく楽天モバイルを利用しており、MNOのサービスを開始してからも早い段階で切り替え、ずっと継続利用をしています。

そんなユーザーが実際に使ってみて、Rakuten最強プランは実際どうなのでしょうか。

Rakuten最強プランとは

楽天モバイル の基本的な料金プランなどはここでは省きます。

従来プランと”Rakuten最強プラン”との主な違いは以下の点です。

【1】回線エリアの違いがなくなる

従来プラン
楽天回線エリア:データ無制限
パートナー回線エリア:5GB/月

Rakuten最強プラン
国内の通信エリアどこでも高速データ通信使い放題

従来は、パートナー回線エリアでの高速データ通信利用に5GB/月の制限がありましたが、これがなくなりました。

つまり、ユーザーは、楽天モバイルの回線と、パートナー回線の違いを意識することなる利用できるようになったわけです。

【2】エリアの拡大

KDDIと楽天モバイルで新たなローミング協定が結ばれたことによって、ローミングの対象エリア(=パートナー回線)が拡大されました。

このエリア拡大は、Rakuten最強プランが開始した2023年6月から適用されています。

新協定では、これまでローミングに含まれなかった東京都23区・名古屋市・大阪市を含む都市部の一部繁華街のエリアを新たな対象とし、一部インドア (地下鉄、地下街、トンネル、屋内施設など) やルーラルエリアも引き続きローミング提供することに合意しました。新協定は2023年6月から開始し、提供期間を2026年9月まで延長 (注2) します。

https://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2023/05/11/6713.html

この点は、厳密には料金プランとは関係ありません。

そのせいか、楽天モバイルのウェブサイトでは特に表立ってアピールされていないようです。

実際のところ、最強なのか?

【1】つながりやすさについて

まだRakuten最強プランが始まってから1か月も経っていませんが、明らかにつながりやすくなりました。

都市部での利用

わたしは首都圏で楽天モバイルを利用しています。

従来プランの状況

ふだんの利用時にほぼ電波は入るのですが、「大きな建物の中」は明らかに弱く、建物の奥に入ってしまうと電波が入らないということがよくありました。

特に、「楽天ペイで支払おうとして、楽天モバイルの電波が入らず楽天ペイが使えない」シチュエーションには寂しいものがありました。

また、一度電波をつかまなくなるとその後別の場所に移動しても電波が入らないこともあり、その都度スマホを再起動するということも、めずらしいことではありませんでした。

Rakuten最強プランの状況

プランが変わってから、建物の奥で電波が入らずに困ることはなくなりましたし、電波が入らないことでスマホを再起動することもなくなりました。

記憶する限り、一度もそのような状況に遭遇していません。

つまり、目に見えて良くなっています。

田舎での利用 ※2023/06/22 読者様からの情報をもとに調査し、加筆・修正しました。

田舎のエリアは従来からローミング(=パートナー回線)で多くのエリアがカバーされており、ここは特に変化がありません。

つまり、もともとローミングでカバーされているところは同様に利用できるので、従来からローミングのエリアになっている場合には問題ありません。

(6月になって北海道のかなり端のほうのエリアを旅しましたが、全く問題ありませんでした。)

そのうえで、「高速データ通信に対する、”パートナー回線エリア:5GB/月”の縛り」の縛りがRakuten最強プランでなくなったことは非常に大きいと思います。

しかし、楽天モバイルエリアが拡大することによって、ローミングでカバーされるエリアは段階的に縮小されています。

これが、田舎での楽天モバイル利用にあたっての注意点と言えそうです。

田舎エリアの注意点 ※2023/06/22 読者様からの情報をもとに調査し、加筆しました。

KDDIと楽天モバイル、新たなローミング協定の締結では、「これまでローミングに含まれなかった東京都23区・名古屋市・大阪市を含む都市部の一部繁華街のエリアを新たな対象とし、一部インドア (地下鉄、地下街、トンネル、屋内施設など) やルーラルエリアも引き続きローミング提供することに合意しました。」となっています。

都市部は”新たな対象”としてローミングエリアが拡大していますが、一部インドア (地下鉄、地下街、トンネル、屋内施設など) やルーラルエリアに関しては”引き続きローミング提供”となっています。

つまり、2023年6月より前にローミング提供されていたルーラルエリア(=田舎)については継続してローミングが提供されるけど、それより前にローミングが終了している田舎エリアに関してはそのままということです。

大まかに分類すると、以下のようになると思われます。

楽天モバイルエリアが徐々に整備されつつある田舎(標準的な田舎) → 要注意

楽天モバイルエリアの整備が追い付いていないぐらいの田舎(ど田舎) → 安心

つまり、都市部以外の地域については、以下から、パートナー回線のカバー度合を確認のうえで、楽天モバイルの検討を行うことが必要と言えそうです。

パートナー回線の提供情報の確認

  • パートナー回線のエリアマップはこちら。 (楽天モバイルエリアの確認はこちら
  • パートナー回線エリアから楽天回線エリアへの切り替えについてはこちら

総合評価 ※2023/06/22 読者様からの情報をもとに調査し、加筆・修正しました。

皮肉にも、かつては”ローミングエリアのほうが回線が安定していて使いやすい”という状況がありました。

現在は、”都市部に関しては、楽天エリアとローミングエリアの違いを気にすることなく利用できる” ”総合的に、都市部に関しては、他のMNOと遜色なくつながる”ようになったと言えます。

田舎エリアに関しては、地域によって激しく差がありそうですから、対応エリアの確認がまだまだ必須のようです。

実利用者の料金事情

では、楽天モバイルの利用で、長年の利用者であるわたしはいくら支払っているのでしょうか。

直近の支払い

わたしは常に月間で3Gに満たないデータ通信の利用のため、980円/月(税抜)の料金体系で収まっています。

電話もかけ放題なので、通話も含んでこの支払いです。

過去の支払い

数円の誤差はありますが、毎月最低ラインの料金で済んでいます。

なおかつ、毎月楽天ポイント払いです。

ポイントの付与

楽天モバイル契約者は、楽天市場での買い物に対して+3倍のポイント特典が受けられます。

このため、私のような楽天経済圏にどっぷりつかっている人にはこれも大きな恩恵となります。

上記のように、今月は楽天モバイルの月額利用料金の約3倍のポイントを得ています。

まとめ

楽天モバイルのRakuten最強プランは、都市部に関していえば、文字通り「最強」と言ってよいのでは、というのが利用者であるわたしの感想です。

株価の面でいうと、増資の発表後、下落が加速しており、最弱といってもよいのですが・・

いずれにせよ、楽天モバイルは、Rakuten最強プランによって都市部のサービス品質が相当よくなったと言えるでしょう。

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猫男
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ブラック企業から脱出しホワイト企業で働いているが、今はサラリーマン生活からの脱出を目指している、猫を愛する40代の男の記録です。このブログの記事には広告を含みます。
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Rakuten最強プランは本当に最強なのか?” に対して2件のコメントがあります。

  1. じき より:

    田舎だけど全然改善されてないよ
    むかしはパートナー回線があってそっちにつながったんだが、今はつながらない楽天回線のみしかなくてどうしようもない。

    1. 猫男 より:

      はじめまして。コメントいただきありがとうございます!
      いただいた情報によって、把握できていなかった注意点が見えたように思います。
      つきましては、記事を加筆・修正させていただきます。情報のご提供まことにありがとうございました。

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