利益の80%を失ったトラリピの今後
9月は損切りの決断をしたことで、1年で稼いだ利益の80%を1週間で失いました。
大きな決断をしたトラリピの月間の状況をまとめます。
月間の収益
まずは、成立カレンダーの内容です。
9月
9月は、持っている資産の全ての通貨ペアで含み損が増加する傾向が強まり、中盤までほとんど利益がでず、含み損ばかりが急激に増加する状況となりました。
証拠金の積み増しも都度行いましたが、米国の利上げが決まり、含み損の増加がさらに加速してロスカットになってしまうリスクを回避するため、9/19から損切りを実施するに至りました。
が、その直後の9/22に日本円への為替介入が実施され、一時5円程円高に振れました。
損切りをしたことに後悔はないのですが、為替介入はもう少し”注視”が続いた後ではないかと思っていたので、早期の介入を想定した対応ができなかったことだけが残念です。
数日待てれば損切りの金額が軽減できたので、実施のタイミングの重要さをあらためて思い知った次第です。
いずれにせよ、このままただ含み損の増加を見守り続けるのはさすがにリスクが高すぎると思ったので、方向転換をすることができてよかったです。
9/27以降は方向転換をしたことが功を奏し、利益が増加しています。
次に、資産推移グラフです。
8月までは右肩あがりでしたが、損切りを実施したことで9月は奈落の底に転落しました。
ここ最近の相場によって、損切りしたりトラリピから撤退する方が沢山でてきています。
そういった方々のコメントを読んでみると”気持ちが楽になった”というようなものが見受けられました。
私も今回損切りの仲間入りをしたわけですが、本当に気持ちが楽になり、次のステップに進むことができました。
年間トータルで見るとまだプラスであることも気持ちが楽な要因のひとつです。
まとめ
ポジションを貯めこんでチャートの反転を待つトラリピのリスクを思い知った9月でした。
複数の通貨ペアで運用しても、全てが同じような方向に進んでいる9月のような相場では全くリスク分散になりませんでした。
むしろ、全ての通貨ペアのポジションで同時に含み損が増えていき、証拠金維持率が急激に低下する恐怖にさらされました。
チャートがいつまで経っても反転しないと、その恐怖が加速していくことになります。
今回わたしは、大半の通貨ペアのポジションで損切りを行い、後半はUSD/JPYを中心とした通貨ペアを短期で運用し、利益を増やしました。
後半の運用は限りなく普通のFXに近づいていますが、一応、自動取引の仕組みを使った短期の運用を模索している状況です。
これまで長いスパンでの運用を考えていたトラリピですが、FXで沢山のポジションを貯めこむことの危険性を回避したい考えが強まったため、今後以下の方針で進めていく予定です。
- 現在持っているポジションは基本そのまま。(ただし、状況によっては追加で損切り)
- ”自動取引の仕組みを使った短いスパンでのトラリピ運用”を続ける。
関連記事:開始から57週間でトラリピの全設定を削除
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