開始から57週間でトラリピの全設定を削除

昨日は、米国の利上げによる急激な円安進行から、財務省の為替介入による急激な円高で大変な一日でした。

かつかつの資金でFXをしていて爆死してしまった人も多くでたのではないかと思います。

そういうわたしも冷や汗をかき、大幅に方向転換をするにいたった週となりました。

ということで直近1週間のトラリピの運用状況について共有いたします。

トラリピ開始後57週間の状況

わたしがトラリピを開始してからこれまでの56週間のあいだに確定した総利益は735,042円ありました。

57週間めは損切りを一気にすすめたため、ここ直近の利益は-584,460円です。

これにより、トラリピを開始してからの通算での総利益は150,582円となり、大幅に減少です。

1年で稼いだ利益の80%を損切りであっというまに消費することになりました。

詳しい内容は次の項目に記載しますが、”損切り” ”トラリピ設定の大幅な見直し”を行いました。

結果、現時点で利益が確定していないポジションの、各通貨ペアの評価損益は以下のとおりです。

また、証拠金維持率:165% 実質レバレッジ:15,15倍となりました。

いずれのポジションも評価損益がマイナスですから、仮に全部今決済すると相当な大赤字になってしまいます。

「EUR/GBP」「AUD/NZD」のポジションは当面持ち続ける予定ですが、当面の心配の種は「AUD/NZD」の動向ですね。

この1週間で変更を加えたこと

主に以下を行いました。

  • 証拠金を80万円追加
  • 損切りを実施
  • 全通貨ペアの全トラリピ設定を削除
  • トレンド相場の通貨ペアで、スポットで買いのトラリピを入れた

それぞれ内容を記載していきます。

証拠金を80万円追加

含み損の拡大が激しかったので、都度入金していたのですが、結果的にこの週は80万円を追加することになりました。

損切りを実施

かなり前にトラリピ設定自体は削除していたものの、ポジションを残し続けていた以下の通貨ペアがありました。

豪ドル/円
豪ドル/米ドル
NZドル/円
NZドル/米ドル
加ドル/円

これらの含み損が拡大することこそあれ、縮小は期待できないと判断し、一気に損切りを行いました。

この損切り自体は、”米国の利上げによって円高がさらに進む前にやっておこう”と考えて決心し、実施したのですが、損切りして数日後に為替介入があったので、タイミングとしては最悪に近いものがありました。

為替介入の話は前からでていましたが、もうしばらく口先介入が続くと思っていたんですよね。

これはもう自分の判断でそうしたわけですし、介入のタイミングなんて関係者しかわからないですから、仕方ない。

全通貨ペアの全トラリピ設定を削除

いまのような荒れた相場でのトラリピのリスクの高さを思い知りました。

以前から薄々感じてはいたものの、本当の意味で実感したと言ってよいでしょう。

大幅に方向性を転換する必要性を感じましたので、わずかに残っていた長期運用のトラリピ設定を全削除しました。

あるブログの”『トラリピ』は含み損が大きく、利回りが低いので初心者におすすめできません”という記事で言われていることが、今ならよくわかります。

トレンド相場の通貨ペアで、スポットで買いのトラリピを入れた

これまでに設定していた内容では、今の相場では当面利益をだせないと判断しました。

そのため、トレンド相場の通貨ペアでスポットで買いの設定を入れ、その分を補填しようと考えました。

「USD/JPY」「AUD/NZD」でそれを行い、そしてそれはいずれもうまくいっていたのです。

特に米国の利上げによって「USD/JPY」が好調だったのですが、財務省の為替介入によって、そこも一気に含み損が増えてしまいました。

為替介入でトレンドを反転させることはできないでしょうし、事実20年前の介入のときはそうでしたから、この含み損については、しばらくしたら解消するだろうと想定しています。

今後の方向性

今週の惨事をふまえ、方向性を大転換します。

まず大前提として、相場が荒れており、一歩間違うとロスカットになってしまいますから、無理は禁物ということを念頭におきます。

それをふまえて、以下でトラリピ運用を行っていこうと考えています。

ポジションを貯めこまない運用にする

わたしがトラリピを始めた理由は鈴さんというかたの30代から受け取れる自分年金の作り方という記事がきっかけでした。

途中からアレンジを加えまくったため、ここで書かれている内容からは途中から逸脱してしまいました。

ただ、基本的な運用の姿勢としては、「ある程度含み損を抱えても、いずれ相場が反転することを見越して運用する」「定期的に見直すとはいえトラリピ設定は基本入れっぱなし」といったところがトラリピにはあると思っており、そこは私の運用でも踏襲していました。

が、”トラリピ設定を入れっぱなしで基本自動取引にまかせる”というのが、今回のような事態が発生した場合に本当に危険だなと思い知りました。

ということで、今大きくためこんでしまった「AUD/NZD」は特にしばらく持ち続けるしかありませんが、今後発生する分については、長期でのポジションはもたない運用にしていきます。

再掲ですが、”『トラリピ』は含み損が大きく、利回りが低いので初心者におすすめできません”で記載されている内容をよく考慮して運用していきます。

スポットでのトラリピ設定+手動決済での運用

わたしはトラリピ設定を全部削除してしまったわけですが、「トレンド相場の通貨ペアで短時間だけトラリピ設定を入れる(そして状況によって細かく手動決済もしていく)」のは今週実施してみて有りかなと思いました。

こうなってくると普通のFXとほとんど変わらなくなってきているとも思いますが、ここでトラリピを使うメリットもありそうだなと。

ということで、この運用を今後試していきます。

最後に

FXは、手持ちの資金に余裕がないとほんとに危険ですね。

わかってはいたものの、このような局面であらためて冷っとしているということは、本当の意味ではまだまだわかっていないんだと自分を戒めています。

まだしばらく証拠金を積み増さないといけない場面が出てきそうな気がしているので、手持ちの株式や投資信託の売却を意識的に進めていきます。

わたしがトラリピを開始した理由のひとつに、米国株式に偏っている私の資産を分散するという意味合いもあったのですが、株価が若干下がり基調だったりすると売るのを渋ってしまう気持ちが少なからずありました。

が、ある意味今回の出来事はわたしの米国株式売却を後押しする出来事であったと言ってもよいでしょう。

マネースクエア

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猫男
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