楽天Edyで超限定的な30％還元キャンペーン

9月は、PayPayをはじめとしたQRコード決済の高還元率キャンペーンが充実した月でした。

その内容についてはまちのペイペイ祭りの併用で街での支払いが50%還元にもの記事でも取り上げています。

9月に比べると、いまのところ10月はかなり静かな月となっています。

ちょうど10月10日と11日はデジタルの日という日だそうで、Amazonや楽天などいくつかの会社はキャンペーンを実施しているようですが、どのキャンペーンもぱっとしない内容です。

そんな10月ですが、楽天Edyで”超限定的な”30%還元キャンペーンを実施していますので、取りあげたいと思います。

八丈町内の店舗にて楽天Edyでお支払いするとEdy30%還元

キャンペーンページはこちらです。

そう、これは八丈町だけの限定キャンペーンなのです。

八丈町とは、東京都に属する、伊豆諸島の八丈島の自治体です。

自治体限定の高還元キャンペーンは、PayPayをはじめとするQRコード決済においては、各社実施しておりそんなに珍しいことではありません。

しかし、電子マネーではこういった取り組みはあまりされておらず、さらに”１つの自治体のみの限定”であるこのキャンペーンは、特異といえます。

30%という高い還元率のキャンペーンなのですが、全くといっていいほどメディアで大きく取り上げられていません。

キャンペーン内容

期間：令和3年10月1日から予算が無くなり次第終了
対象店舗：楽天EdyまたはJ-Coin Payが使える八丈町内の店舗
ポイント還元率：30％（1人あたりの還元上限額は、1つのキャッシュレス決済手段ごとに、最大3千円。）

といった内容となっていますが、詳しくは八丈町のキャンペーン情報でご確認ください。※キャンペーンのページが削除されたためリンクを外しました。

”予算がなくなり次第”であってキャンペーンの終了日が定められていないというのも珍しいですね。

なぜ八丈町で楽天Edyのキャンペーンなのか？

このキャンペーン、なぜPayPayや楽天ペイではなく、楽天Edyなのでしょうか。

これは憶測でしかありませんが、「八丈空港の定期便がANAしかないから」ではないかと考えられます。

離島路線で、複数の航空会社の定期便があるところは多くなく、だいたいANAかJALのどちらかの飛行機が飛んでいます。

八丈島に関しては、八丈空港と羽田空港をつなぐANAの定期便があります。

航空会社と電子マネーは昔から関係が深く「ANA＝Edy」「JAL＝WAON」の関係が成り立ちます。

つまり、楽天Edyの高還元キャンペーンが八丈町限定で実施されるのは、ANAの定期便が飛んでいるからという理由が濃厚と思われます。

この動き、空港を擁する他の離島の自治体でも広がっていくと面白いですね。

離島では空路が貴重な足ですから、航空会社と関係が深い電子マネーのキャンペーンは親和性が高いように思います。

例えば対馬やまねこ空港などもANA便が飛んでいますから、そういったところにも今後広がっていかないでしょうかね。

全く話題になっていないこの楽天Edyの30%還元キャンペーンですが、今後の展開に期待したくなる第一歩といったところです。

「楽天Ｅｄｙ」20周年キャンペーン

八丈町での30%還元キャンペーンは、場所が限定的すぎて活用できる人がかなり限られてしまいます。

楽天Edyは今年で20周年を迎えており、20周年キャンペーンを実施していますので、最後にこれについて触れておきたいと思います。

キャンペーンページはこちらです。

現在はこのキャンペーンの第三弾を実施中で、最大60万円分の楽天キャッシュが当たる”楽天Edy20周年ジャンボ！”などが実施されています。

抽選であり当選人数も少なかったりするため、20周年キャンペーンのわりにはちょっと内容が微妙なキャンペーンではあります。

ここ数年、QRコード決済の隆盛によって完全に影が薄くなった電子マネーですが、楽天Edyには今回の八丈町のキャンペーンのような、他と少し違った方向のものを今後も期待したいですね。

電子マネーに関しては、電子マネーカテゴリから他に記事もご参照いただけます。