エースコック大盛りいか焼きそばは完全絶滅か

2021年8月で再び販売終了になったエースコックの「スーパーカップ大盛りいか焼そば」ですが、販売終了後も、私は店舗での販売状況をまめにチェックしていました。

スーパーカップ大盛りいか焼そばの再度の販売終了は、相変わらず世間で全く話題になっていません。

大盛りイカ焼きそばはどこで売ってるのでしょうか?残念ながらもう売ってないのです!!

このままこの商品自体が世間から忘れられていきそうなので、忘備録として販売終了後の状況をまとめつつ、今後のいか焼きそばについて考えてみたいと思います。

「スーパーカップ大盛りいか焼そば」のその後

2021年4月にコンビニ限定販売で復活した 「スーパーカップ大盛りいか焼そば」は、 2021年8月をもって販売が再び終了しました。

販売終了に関しての詳細は、今回の大盛りいか焼そばの販売終了が話題にならない謎【悲報】復活したスーパーカップ大盛りいか焼そばが販売終了などの記事をご参照いただければと思います。

いか焼きそば販売終了のまとめ

いか焼きそばが販売終了した時点での情報を簡単にまとめますと以下です。

  • コンビニ限定販売である”いか焼きそば”は8月末で販売を終了。(猫男がエースコックのお客様相談窓口に問い合わせて確認)
  • ”いか天ふりかけ焼きそば”は販売が継続。現在もスーパーやネットで簡単に購入できる。
  • コンビニ限定商品であるはずのいか焼きそばが、8月頃に一部のスーパーやディスカウントストアで安売りされていたらしい。

ということで、メーカーからはもういか焼きそばが出荷されていませんから、あとは出回っている在庫から購入するしかありません。

また、販売が終了された商品がコンビニの棚にずっと置かれていることは考えづらいですから、購入できるとすると「ディスカウントストアなどに流れて安売りされているルート」と「ネットフリマなど個人売買のルート」です。

いか焼きそば販売終了後の販売状況

この1か月ほどの間、猫男が個人的にチェックしていた結果にもとづく、いか焼きそばの販売実態は以下です。

  • スーパー・ディスカウントストア
    • スーパーやディスカウントストアなどに立ち寄るたびに、カップラーメンコーナーを確認していましたが、一度も販売されている姿を見ることはありませんでした。
    • ということで、一般店舗の販売ルートはほぼなくなったといっていいと思います。
  • ネットフリマ
    • ほぼゼロといっていいほど出品がありません。本日時点で1件確認できていますが、定価のうえ送料込みという非常に良心的な価格です。(ただし、賞味期限が近い)
    • 前回の販売終了の際には転売ヤーがプレミア価格で大量に出品した結果、売れ残りが大量に発生していました。転売ヤーにとってメリットがないことから、今後もあまり出ないでしょう。

ということから、 「スーパーカップ大盛り いか焼そば」はもう購入できないと考えてよいと思います。

しかし、「スーパーカップ大盛り いか天ふりかけ焼そば」は引き続き購入できますから、こちらを買いましょう。

今後のいか焼きそばの未来は?

エースコックの「スーパーカップ⼤盛り いか焼そば」が待望の復活︕さらに〝いか天ふりかけ〟を⽤いた期待の新商品も誕⽣︕︕”でアナウンスされた、いか焼きそば復活と、いか天ふりかけ焼きそばの登場は、基本的には「いか焼きそば」から「いか天やきそば」へのモデルチェンジもしくは世代交代をスムーズに行うためのものだったと私は考えています。

つまり、今後エースコックは”いか天ふりかけ焼きそば”を、いわゆるいか焼きそばの後継となる主力商品として販売していくのではないでしょうか。

もともと、2年前にいか焼きそばが販売終了となった原因のひとつが、原料となるいかの価格高騰だとも言われています。

小売物価統計調査による価格推移によると、いか100gあたりの価格は2015年1月時点では92円だったものが、2021年8月には173円と2倍近い価格となっています。

2016年後半から価格が急激に上がりはじめ、その後はずっと高止まりが続いているようです。

「スーパーカップ大盛り いか焼そば」 の原材料のうち、いかはあくまで一部にすぎませんから、これだけで販売できなくなるほどなのか?というと疑問符はつきますが、いずれにしても、いか価格の高騰がいか焼きそば製造の負担になっていたのは間違いなさそうです。

また、以前のいか焼きそばは、定期的にスーパーの特売で100円程度で販売されていましたから、その価格帯で販売される商品としては、このままでは販売継続が厳しかったのかもしれませんね。

以上の内容から、いか焼きそばに関する今回のエースコックの販売戦略に関して2つのポイントが見えてきます。

  • いか天ふりかけ焼きそばにすることで、原価を下げる。
  • いか天ふりかけ焼きそばにすることで、販売価格を上げる。

これを実現するために行ったのが、「いか天ふりかけ焼きそばの販売開始」と「いか焼きそば復活(半年も持たず終了しましたが)」ではなかったのか。

【いか焼そば】240 円(税抜)に対して、【いか天ふりかけ焼そば】 210 円(税抜)ですから、実はこの商品、定価で比較すると30円しか差がありません。

いか焼きそばはコンビニ限定で定価販売だったのに対し、いか天ふりかけ焼きそばはスーパーで値引き販売されますから、単純にその価格差の比較はできませんが、それでも”いか天ふりかけ焼そば”の商品をだすことで、商品の販売単価は上がったと考えられます。

事実、私自身、「昔はいか焼きそばを98円(税抜)で購入」していましたが、「現在は、いか天ふりかけ焼きそばを150円前後で購入」しています。

つまり、購入者からみると、”いかが入っていないのに、購入価格は1.5倍になっている”ことになります。

販売者から見ると、”いかを入れていない(原価が下がった)のに、販売価格を1.5倍にできた”ことになりますね。

また、2つの商品を併売したことには以下のメリットがあったと考えられます。

  • いか焼きそば復活のインパクトに宣伝効果があった。
  • 多くの購入者は”いか焼きそば”でも”いか天ふりかけ焼きそば”でもどちらでもよく、区別ができていないので、いか焼きそばの販売が終了しても、いか天ふりかけ焼きそばを買い続ける。

上記の考察からエースコックの”いか焼きそばの未来”を考えますと、いか天ふりかけ焼きそばとして長らく売り続けられるという、私個人の結論に達しました。

ということで、いか焼きそばがもう買えないことは残念ですが、私はひきつづき”いか天ふりかけ焼きそば”を定期的に購入していきます。

最後に少し話が脱線しますが、最近私が大変興味深く読んでいる本を1冊ご紹介したいと思います。

”いかの価格高騰”は、水産資源の減少からきているところが大きいですが、水産資源の減少の原因のひとつには乱獲があります。

乱獲というと、”違法操業”が昔から問題になっています。海での違法行為を追ったノンフィクションである以下の本は、少々価格が高いのですが、それに見合った内容の濃さで、非常に面白いです。(ちなみに、このブログでもたびたび書いていますが、楽天koboでは、まとめ買いすると20%前後の割引クーポンが使えてお得です。つまり、高額書籍を読むならkoboでまとめ買いです。)

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いか天ふりかけ焼きそばを食べながら、アウトロー・オーシャンを読んで水産資源について考えている、最近の猫男でした。

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猫男
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ブラック企業から脱出しホワイト企業で働いているが、今はサラリーマン生活からの脱出を目指している、猫を愛する40代の男の記録です。このブログの記事には広告を含みます。
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