ブラック企業の基本的な見分け方

ブラック企業で働かないようにするには、その会社がブラック企業であるということにいち早く気づくことが大切です。

ブラック企業への対策は、

  • 見分ける
  • 近づかない
  • 逃げる

が3つの大きな柱ではないかと思います。

ここでは、ブラック企業を「見分ける」方法についてまとめます。

「そのブラック企業に近づかない」「そのブラック企業から逃げる」には、まず”いち早くブラック企業を見分ける”必要ががあります。

つまり、ブラック企業を見分けるということは、ブラック企業の被害にあわないための基本ともいえます。

ブラック企業の見分け方(入社後)

会社は、働き始めた当初は問題なくても、途中からブラック化していくことが往々にしてあります。

ここでは、自分が働いている会社のブラック化が進んでいるのかを見分けるポイントについてまとめます。

  • 会社の組織や上司が変わったあと、激務になっていないか?
    • 会社が途中でブラック化するのは、主に組織・上司に根本的な原因があることが多いです。ここ最近、仕事が忙しい・怒られることが多いなどと感じている場合、それは「会社の組織変更」「上司の変更」が発生して以降、常態的に発生していませんか?
    • もしそうだとしたら、十分に警戒が必要です。あらかじめ、ブラック企業とはどのようなものか予習し、地道に脱出の準備しておくことが大切です。
  • 平均残業時間はどれぐらいか?
    • 36協定で決められている時間外労働の上限は「月45時間・年360時間」です。それに近い、月に40時間の労働が標準的になってきた時点で、”ブラック化が進んでいる”と警戒をする必要があるでしょう。その後、36協定超えの50時間・100時間といった時間外労働が標準的になっていく可能性が高いです。
  • 仕事のことを考えて憂鬱ではないか?
    • 毎朝会社に行くのが憂鬱だったり、実際に頭痛などの症状としてあらわれていませんか?
    • それは上記のような労働環境の変化があって以降に発生していないでしょうか?

ブラック企業の見分け方(入社前)

現在休職中の場合は、そもそもブラック企業に入社しないために、ブラック企業を見分ける必要があります。

入社に至る前に、ブラック企業かどうか判断できる段階が何か所かありますので、都度冷静になって考えたいところです。

求人への応募前

  • 年中同じ求人が出ている。
    • それだけ、人が集まらない・出入りが激しいと言えます。
    • 転職サイトに履歴書・職務経歴書を登録しておくと、定期的に関係する求人情報やスカウトのメールが送信されてきます。それを数か月チェックしていると把握できるようになってきます。
    • ハローワークで定期的に求人を見るのも同様です。また、ハローワークのほうが条件が悪い求人が多い印象です。(=ハローワークにだけ情報がある求人も多数ありますが、そういった求人は、採用にお金をかけていないということです。)
  • 未経験歓迎
    • 未経験歓迎にかぎらず、採用のための条件がやたらと緩い求人は要注意。(極端な例でいうと、”女の子が簡単にできるお仕事で月収100万円も可能”などの風俗の求人もそうですよね)
    • 別の言葉で言い換えると、使い捨てなので誰でもいいということです。

求人への応募後

  • 面接がほとんどない
    • 面接というより雑談みたいなものだと要注意。
    • 私個人の経験談でいうと、新卒で入社後、すぐに業績悪化で退職することになった会社がまずそうでした。以降、面接を受けた”あやしい会社”はもれなく面接がかなり適当でした。(つまり、そもそも選考するつもりがない。とにかく誰でもいいから採用したい会社ということです。)
  • 支度金のよいうなものが必要
    • 入社するために、お金を払わないといけないという会社が中にはあります。絶対に支払わず、入社もしないでください。
  • 即採用で入社をせかす。
    • まともに面接をしていないのに即採用し、入社手続きをせかすような会社はより怪しいです。即答はせず、一息入れて大丈夫か考えましょう。

以上です。

このブログでは、実際にブラック企業で働いたあと、そこから脱出した経験をもとに、ブラック企業に関しての記事を定期的に掲載しています。

ブラック企業専用のカテゴリからも関連記事を参照できますので、ブラック企業に悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。

投稿者プロフィール

猫男
猫男
ブラック企業から脱出しホワイト企業で働いているが、今はサラリーマン生活からの脱出を目指している、猫を愛する40代の男の記録です。このブログの記事には広告を含みます。
職場環境には、会社組織や上司の変更などによってブラック化する危険が常にあります。このブログでは、ブラック企業からの脱出方法、お得に暮らす方法、早期引退を目指す過程などを公開しています。
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