ブラック企業から脱出を考えるときにするべきこと3つ
ブラック企業に所属しているばかりに、大量の仕事を押し付けらたり、やった仕事に対して毎日ケチばかりつけられたりして悩んでいる人は多いと思います。そしてそういった方々の一部が、ブラック企業からの脱出方法を検索してこの記事にたどりついているのではないでしょうか。
過去2度、ブラック企業から脱出した経験のある私が、”ブラック企業で働いている今その時に、脱出にむけてなにをするべきか”を3つまとめてみたいと思います。
ブラック企業でやるべきこと3つ
ブラック企業で苦しんでいる現実をなんとかするにあたって、ブラック企業で搾取されている現時点をなんとかやりすごしつつ、うまく脱出するというストーリーが一般的に望ましいのではないかと考えます。
その前提を踏まえて、やるべきことを大きなくくりでまとめてみると、以下の3つであると言えます。
- 記録をつける
- 仕事をしない
- 業務外で頑張る
では、この3つについて順に掘り下げて説明していきます。
記録をつける
労働中の記録をつけることが非常に重要です。もちろん、上司に報告する業務記録などではありませんよ。
記録するべきは、以下の2つです。
- 毎日の労働時間(出勤時刻・退勤時刻・総労働時間)
- パワハラ・セクハラに該当する内容
私が過去2回のブラック企業勤務で直面したのが、長時間労働と上司からのパワハラでした。それぞれに関して、メモ書きでもよいので、とにかく自分で細かく記録を残しておくことが重要です。
パワハラ・セクハラであれば、いつ・どこで・どういうことをされたのかといったあたりまで記録しておくとよいですね。メールなどで保存できる形式のものはそのまま保存します。
毎日の労働時間に関しては、記録しておくことで、会社を退職した後の失業保険の給付額に非常に大きな影響があります。これに関しては過去にブラック企業を辞めると失業保険と国民年金が手厚いという話という記事にもしていますので、そちらもご覧になってください。
パワハラ・セクハラの内容に関しては、社内のパワハラ・セクハラに関する窓口に相談する場合や、訴訟を起こす場合などに重要になってきます。
証拠は多ければ多いほど、情報が細かければ細かいほどよいです。私は過去に、社内窓口にパワハラの事実を提出しようと考えたことがあったのですが、長期にわたって記録を残しておらず証拠不十分のためそれを断念したことがあります。(そして自分が出ていきました。)
あの時、最初から記録しておけば・・という無念の思いが私にはありますので、現在パワハラで苦しんでいるかたには、ぜひ、早めの記録開始をしていただきたいです。
仕事をしない
ブラック企業の中でも、仕事量が全員同じというわけではありません。かならずその仕事量には人によって偏りがあります。
それは「仕事をやらせやすい人間に、仕事が集まる」という仕組みから発生しています。
つまり、「頼めば仕事をすぐやってくれる」「その仕事は最後までやってくれる」ような人は上司からみたら仕事を振りやすく、使いやすいわけです。
逆に考えると、仕事を頼もうとしてもいろいろ言ってくるような面倒な人に率先して仕事を頼もうとは思わないですよね。
ホワイト企業であればそういった姿勢が評価されるかもしれませんが、なにしろあなたが働いているのはブラック企業です。
仕事をやればやるほど、ブラック企業・ブラック上司につけこまれるという構図がそこにあります。
ですから、なるべく余計な仕事はひきうけないような言動をとるべきですし、終わらない仕事は無理をして終わらせる必要もありません。
ブラック上司には、”どんな仕事の結果に対してもマイナスの評価しかしない”能力に秀でている人も多くいます。
そういった人は、客観的に見てよい結果だとしても、ほんの些細な点や無理やりのこじつけで部下の仕事の結果を非難してきます。
つまり、そういったブラック上司のもとでは、仕事をやってもやらなくても非難されるのですから、そうであればその仕事はそもそも頑張ってしっかりこなす必要がありません。
業務外で頑張る
前項で記したとおり、ブラック企業に所属しているときに、そこでの仕事を必要以上に頑張ってもしょうがありません。
しかし、ブラック企業から脱出するためには、業務以外の部分で頑張るべきポイントがあります。
それは以下の2点です。
- 生活費の効率化
- ブラック企業をすぐに辞められない主な原因は「生活に困るから」です。つまり、ブラック企業を辞めたとしても生活費がある程度まかなえる金銭的余裕があれば、早めにブラック企業をやめられますし、いつ辞めてもいいんだからという心の余裕が生まれます。
- 金銭的余裕を得るためには、「生活費の効率化」「資産運用」などの手段が主に考えられます。これについてはこのブログの”ゆるい生活”カテゴリでいろいろ書いているので、よかったら参考にしてみてください。私の場合は、現在の生活を切りつめて生活費を効率化するのではなく、”今の生活スタイルを維持しながら効率化する”手法をとるようにしています。
- 転職の準備
- ブラック企業から脱出してホワイト企業に転職したい!と思っても、周到に準備しておくことが肝要です。「ブラック企業で行った仕事・成果・スキルなどの棚卸」「それをもとにした履歴書・職務経歴書の定期的な見直し」「転職サイトへの登録と定期的な情報更新」「求人情報の定期的なチェック」など、普段からやっておくとよいことは沢山あります。
- とにかく今の職場から脱出したい!という一心で、安易に次の仕事を決めてしまうのが、ブラック企業から脱出したけど次もまたブラックだったという悲劇につながる原因の一つでもあります。長期間求人情報を見ていると、その求人情報からでてくるブラック臭を、ある程度は間違いなくかぎ取ることができるようになります。これは短期間に集中的に見たからといってすぐに養われるものではありません。ですから、ブラック職場で働いているという認識があるのであれば、早い段階から転職の準備をして、いざという脱出の時に万全の備えをしておく必要があります。
投稿者プロフィール
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ブラック企業から脱出しホワイト企業で働いているが、今はサラリーマン生活からの脱出を目指している、猫を愛する40代の男の記録です。このブログの記事には広告を含みます。
職場環境には、会社組織や上司の変更などによってブラック化する危険が常にあります。このブログでは、ブラック企業からの脱出方法、お得に暮らす方法、早期引退を目指す過程などを公開しています。
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