ブラック上司とホワイト部下
これまでの会社員経験で、様々な上司のもとで働いてきました。
そんな中で”ブラック上司”に巡り合って退職したことが2度あります。
私の経験をもとにした見解では、ブラック上司というものは結構順調に出世していきます。
その理由は明快で、「部下に沢山仕事をやらせて」「部下の仕事の実績は自分のものにする」ことに長けているからです。
つまり、会社の上層部からみた場合、限られた人数の中で沢山実績を出していることになるわけですから、それは出世しますね。
そういったことがうまくできない人間が、ブラック上司・ブラック企業から搾取される立場になっていくわけです。
つまり、仕事は増えても給料は増えません。会社からみてもこれは好都合です。
会社組織のピラミッドでは、上層部ほど人が少なく、下層部ほど人数が多いです。
つまり一般的に考えて、より 「部下に沢山仕事をやらせて」「部下の仕事の実績は自分のものにする」 スキルが高い人が出世していきますし、そういったことが平然とできない大多数の人が搾取されつづけていくことになります。
私も含めたこの大多数の人間が搾取されないためにはどうすればよいのかというと、「逃げの姿勢で仕事をする」であると思います。
ブラック上司が持ち合わせているようなスキルは、持って生まれた性質によって自然にできる・できないがありますので、搾取される側の人間が頑張って身につけられるようなスキルでもありません。
私のような搾取される側の人間が会社員生活で意識するべきは、以下であると考えています。
ブラック上司のように組織でのし上がることは無理ですので、楽に働き続けられる”ホワイト部下”の環境をいかにキープしていくか、が大事です。
・会社/上司がブラック化したら、別の会社に逃げる(他でも働けるスキルを持ちつづける)
・ホワイト企業/職場で働いていても、逃げ腰で仕事をする(進んで新しい仕事をとらない/無駄な上昇志向を持たない/しかしやるべきことはきっちりやる)
こういった考えた方は、だいたい50代とか定年が少し先に見えてきた人向けによく言われていることではあると思います。
しかし、30代後半にもなってくると、自分が「ブラック上司になりえる素養があるのかどうか」がある程度判断でき、”ブラック上司のポジションに向かって” または ”ホワイト部下のポジションに向かって”どちらに自分の力を使うべきか、いち早く判断していくと、長い人生、より楽に生きられるのではないかと考えています。
私自身は40代になってからこういう考えを持ち始め、50代・60代向けに向けた生き方の本なども読み始めましたが、もっと早くからこういったものを読んでおけばよかったと思っています。(様々なビジネス書も過去には読みましたが、あまり役にたったとは思えません。こういった、現役引退を前にした考え方も、もっと早い段階であらかじめ知るべきでした。)
現在はいまだ会社員ではありますが、”ホワイト部下”の環境を手に入れたおかげで、給与面・仕事の内容には特に不満がありません。
一方で、会社員としての仕事へのやりがい・熱意のようなものはもうないのですが、楽に働いてお金をもらえればそれでよいですし、会社以外のことにやりがいをもって取り組む時間をもつことも今は容易にできています。
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などが参考になる書籍の事例ですが、自分より一つ・二つ上の世代向けの本は先行して読んでいくと今後の生き方を考えるうえで大変参考になります。
投稿者プロフィール
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ブラック企業から脱出しホワイト企業で働いているが、今はサラリーマン生活からの脱出を目指している、猫を愛する40代の男の記録です。このブログの記事には広告を含みます。
職場環境には、会社組織や上司の変更などによってブラック化する危険が常にあります。このブログでは、ブラック企業からの脱出方法、お得に暮らす方法、早期引退を目指す過程などを公開しています。
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