セミリタイアを実現された方が説明するトラリピを試してみる
トラリピという言葉をご存じでしょうか。私ははずかしながら少し前まで知らなかったのですが、あるブログを読んでこれを知ることになりました。
トラリピを簡単に説明しますと、マネースクエアという会社が特許を持っている、FXの自動売買の仕組みといったらよいでしょうか。
もう少し詳しい内容を引用しますと、以下です。
トラリピ®とは「トラップリピートイフダン®」という注文方法の略称です。マネースクエアHDが特許を取得しています。
トラリピは、あなたが決めた価格で、自動的に売買をくり返します。
あなたに代わって24時間、システムが利益をねらうことで、普段の暮らしをジャマしないFXの実現を後押しします。
https://www.m2j.co.jp/fx-toraripi/what-is
FXというと少し怖いイメージを持つ方も多いと思います。何年も前にFXが大流行していた時代には、「FXで億り人(おくりびと)に」とか「FXで全財産を失った」とか、世間ではよく言われていたものです。
FXは通貨の為替差益で利益を得る手法で、取引にレバレッジをかけられることから、少ない資金でも大きな利益を得られる可能性がある反面、大きく外すと一瞬で財産を失う危険性が確かにあります。
私も流行していた当時試してみましたが、少ない資金にレバレッジをかけてちょこちょこっと取引をしたら、あっというまに5000円ぐらい利益がでてしまいました。そのため、私の場合は「深入りするとあっというまに資産がなくなりそう」と怖くなって、FXをやめました。
当時はFXでかけられるレバレッジも現在と比較にならないぐらい高かったのですが、その後規制が入りましたので、現在はその当時ほどの危険性はありません。とはいえ私はその当時の経験があるのでずっとFXには手をださずにきていました。
しかし、トラリピという手法を知って、これならば一度試してみようか?と思い、実際にやってみることにしました。
トラリピのどこがいいのか?
私がトラリピを知ったのは不労所得でセミリタイアを目指す30代のブログを読んだことがきっかけでした。
つまり、トラリピについて詳しく知りたければ上記のブログを読んでいただきたいです。
この私の記事は「これまでいろいろな資産運用を経験してきている現在セミリタイアを目指している人が、トラリピを知ってどう感じたのか。今後どうしていくのか。」といった内容になりますので、主にそういった境遇に近い方が、トラリピに関する判断をする際の参考にしていただければと思っています。
トラリピに関する記事をひととおり読んでみて私の心にとまったのは以下のポイントです。
- 自動売買
- あらかじめリスクヘッジを考えた設定が可能
- 基本ほったらかしでOK(ときどき設定の調整は必要)
- 長期的には高い利益率が期待できる
- FXの仕組みを利用しているだけで、FXとは別物
これらから見えきたのは、「低リスクで」「少ない手間で」「長期的には大きな利益を得られる」のではないか?ということです。
私の場合、もともと長期的なスパンでの資産運用を考えている状況であって、米国株に極端に偏っている現在の私の金融資産のポートフォリオを是正しなければと思っているところでした。
ですから、その点でトラリピは私の希望にかなり近いものでした。そのため、今後、所持している米国株を売却した資金の一部はトラリピに振り向けてみようと考えました。
トラリピで具体的に私はどうしたのか
まず、マネースクエアのウェブサイトから早速口座開設しました。書類提出もスマホで完結できましたので、簡単でした。
その後、上記ブログの記事、【鈴と一緒に運用しよう】30代から受け取れる自分年金の作り方を参考に、トラリピ設定を行いました。
マネースクエアも、”カンタン注文”のような、トラリピ設定のテンプレは提供しています。
しかし、運用想定金額が100万円の設定となります。いろいろなことにとりあえず手をだしてみるものの、お金の使い方にシビアな私ににとって、100万円という単位はまったくやったこともないトラリピに初めてつっこむには少々高いです。
その点、上記のブログの設定は30万円からの運用が想定された設定です。
ということで、私はマネースクエアが提供するテンプレではなく、鈴さんのブログの設定を利用することにしました。
しかし、単純にブログで説明されている内容に従わず、少しだけ内容を変更することにしました。
結果、私が始めた方法は、
・資金30万円で、豪ドル/NZドルの設定
です。
このブログ記事では、”30万円で、加ドル/円の設定から始めて、投資資金を増やしつつ、他の通貨の設定も増やしていく”という方針となっています。
しかし、私は、以下の部分に注目し、最初の30万円を豪ドル/NZドルの設定で運用することにしました。
本当は必要資金の少ない豪ドル/NZドルの方がよいのですが、円が絡まない通貨ペアは直感的に分かりづらく、初心者はとっつきにくいと考え、始めは加ドル/円にしました(^^ゞ
https://semiritaiafx.com/archives/toraripi-own-pension.html
つまり、初回を加ドル/円にしている理由は、”単に直感的にわかりづらい”という理由のみなのです。
私の場合は、設定したら当面ほったらかしておく予定ですから、極論を言えば、”わかってもわからなくても、よりリスクをとらずに儲かるのであればどっちでもよい”です。(そもそもトラリピの細かい知識に乏しい状況ですから、設定に関してはまずは鈴さんを信じると割り切ります。)
ですから、必要資金が少なくて済む 豪ドル/NZドルのほうが、仮に設定に対して為替相場がよろしくない動きをみせたとしても、損失が大きくなるリスクも少ないだろうと判断しました。
ということで、まさに今日の朝、その設定を投入し、トラリピ運用を開始しました!
豪ドル/NZドルのトラリピを始めた当日の結果
上記の設定を本日の朝に投入しました。
日中は仕事をしていたわけですが、休憩時間などにチェックしても、”売り買いの注文は発生しているけど、全然売買が確定しない”状況が続き、最初は設定が間違っているのかもと思って設定を見直したのですけど、間違いありません。
また、豪ドル/NZドルの今日の為替相場の動きを見ていると、確かに売買の条件にひっかからないような価格帯でした。
結論として、今この記事を書いている現時点において、「豪ドル/NZドルの売買自体が一度も成立していません」。
ということで、まだ開始して1日もたっていませんが、利益も損失もなく、そもそもトラリピの実際の動きというものを体感できておりませんでした。
ただ、この結果から一つ確信したのは、このトラリピ設定は手堅いということです。
アグレッシブに利益を稼ぎにいくのであれば、もっと貪欲に売り買いを成立させる設定であるべきです。しかし、半日以上放置しても一度も売買されないこの設定は、逆に手堅く長期的に運用できる設定なのではないかと感じました。
ということで、引き続きトラリピ運用を続けてみて、そこで得た役立つ情報や教訓などを記事にしていく予定です。
投稿者プロフィール

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会社のために働くか、自分のために働くか。自由を手に入れる、マネ活の話。それは、わたしたちに何をもたらすのか。社畜無間地獄 と マネ活極楽浄土のはざまを生きる。 ※このブログには広告を含みます※
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