資産運用でやりがちな失敗と学び

よりゆるく生活していくためには、ホワイトな会社で働くことも必要ですが、会社に頼らずとも暮らせるようになるのが最終的に目指すべき到達地点ではないかと思います。

それにむかっていくために、わたくし猫男は、「クレジットカードやポイント等の仕組みを駆使した支払いの工夫によって、実質の支出を減らす」「持っているお金を増やす」の2点に気を配りながら生活をしています。

「持っているお金を増やす」方法は沢山あるわけですが、私はゆるく生活していくのが信条なので”ローンで不動産を買って家賃収入を得る”といったようなリスクが大きいものには手をだしていません。

また、あくまでゆるくやっていくわけなので、生活を切り詰めて投資に突っ込んだりすることもなく、基本は余剰資金でとにかくいろいろやってみることにしています。

そこで、自分自身があたらめて失敗から学ぶという意味で、これまでの体験から思い当たるやりがちな失敗を洗い出してみたいと思います。

これから投資を考えている方の参考になれば幸いです。

株式

ボロ株購入:

株取引を始めた当初は「資金がないから、見た目の購入金額が安い会社の株をとりあえず買ってみる」というものからやってみました。

業績が悪くて株価がずっと激安な会社(その時点の会社の価値に対して株価が割安というわけではなく、単に”見た目の株価が安いだけ”)はそうそう大きく変わるわけもなく、その後さらに株価は下がり続け、最後は上場廃止になりました。

もともと単元株を8000円ぐらいで購入したように記憶しているのですが、上場廃止後、最後は銀行で数十円を受け取って終わりました。

ただ、これはかなりよい勉強になり、その後単なる安物買いはしないようになりました。

単に値段が安いからという理由で株を購入してはいけません。

高値づかみ:

「単に株主優待目当てで買う」というのも、経験がないときにやってしまい失敗しています。

ボロ株購入と同じで、”この会社の価値に対して今の株価は高いのか安いのか”を全く考えずに、”優待がどうなのか” “今手持ちの資金でその会社株式が買えるのか”だけでほぼ買ってしまいました。

実は株価としては割高で、見事にその後株価が低迷して結局得しなかったという経験があります。

当たり前の話ですが、会社の価値に対して株価がどうなのかという点をしっかり考えて、トータルで見た時にお買い得なのかを判断しなければなりません。

底値を狙いすぎて結局買えない:

上記のような失敗をしていくと「会社としては見込みがあるけど、なにかの要因で一時的に暴落、または低迷している」ような株を買うのがよいのだとわかってきます。

しかし、”底値はどこなのか”を見極めるのは大変難しい。難しいというかこれはできないでしょう。

慎重になりすぎて、十分安いなとは思っていつつも、「さらに一段下の株価を狙った買い」をしようとして、結局そこまで下がることはなく購入できなかったばかりか、その後気づけば株価はどんどん急上昇という悔しい思いは何度かあります。

過去の事例ではソフトバンクグループとテスラが思い当たるところです。

これは株取引をやる中での永遠の課題と思っていますが、慎重さをもつことはいいことだとも思っています。

投資信託

投信信託は、特定の会社の株を狙って購入するのと違って、投資信託を通じて沢山の会社に投資することになるため、株式購入よりはリスクが低いです。

私の失敗として思い当たるのは「中国市場の投信信託を買ったあと、”中国バブル崩壊”のようなニュースがでて中国株が大暴落→慌てて売る→数か月で元の価格を超えて上がり続ける」というものでした。

株価が大きく下がったりするとニュースで騒ぎ立てるのですが、これに翻弄されるというのはまさにやってはいけないですね。

むしろ買いの好機です。

FX

これは失敗というわけではないですが、FXを試しに始めたころ、ちょうど政府が円高是正のために為替介入をすると明言していた時でした。

それで、確か原資にしたのは数千円ぐらいだったと思うのですが、それにレバレッジをかけてちょこちょこっとやったらあっというまに五千円ぐらい儲かってしまいました。

これには怖さを感じて、これをもってFXはやめました。(これは逆に言うと簡単に多大な損失が発生しうる)たぶんこのときにお金をもっとつぎ込んでいれば大金を稼げたのだろうと思います。

そういう意味では失敗だったのですが、特に後悔はしていません。

※その後、このFXの怖さを理解したうえで、FXから派生したトラリピでの運用を開始しています。

仮想通貨

仮想通貨についてはずっと様子を見ていたのですが、”そういえば新しいものはとりあえず試してみるのが自分の信条だった”とあるとき思ったので、口座を開設し、少し買ってみました。

全く予備知識もなく少し買ってみたのですが、買った後にどんどん価格が下がりつづけ、あっというまに1/5ぐらいになってしまいした。

また、私はいまだになんですが”仮想通貨の価格が上下する要因が全くわからない”ので、そのままずっと放置していました。

幸い今日時点では買値の2倍ぐらいになっているのですが、いまだに仮想通貨はよくわからないのでこのまま放置しておく予定です。

ただ、仮想通貨は今までになかった新しい仕組み?で今後伸びる可能性はあると思っているので、また今度大暴落したら追加で買ってみようかなとも思っています。

仮想通貨というとまずでてくるのがビットコインですが、仮想通貨もいろいろな種類があり、私は違いがよくわからないので当時5種類ぐらい分散して購入しました。

これまでの動きを見ている限り、基本的にはどの通貨も同じような相場の動きをしており、どの仮想通貨がよいのか?などいまだによくわかりません。

私の場合は、それを理解しようと努力する時間は株式の研究に使ったほうがよさそうなので、これ以上深入りはしないつもりです。

仮想通貨も、FX同様にレバレッジがかけれるのですが、これは一度も試していません。

そもそもの価格変動幅が激しいので、将来的に価値が大幅に上がって、今持っている分の仮想通貨が単にそのまま高くなればそれでよしと考えています。

まとめ

以上の内容は、実際にやったことがある、やっている方にとってはたぶん当たり前のことで特段目新しいことでもないと思います。

よく本にも書いてあったりする内容ですね。

今も昔も、失敗の内容はたいして変わらないのだと思います。

重要なのは、早めに軽く失敗しておくことでしょうか。

自分でその失敗を経験してみないと、本当の意味で理解できないし、身につかない。

そして、軽い失敗であれば、軽微な金銭的損失で、大きな学びを得ることができます。

資産を増やしたいのであれば、早めにいろいろ試して、軽微な失敗と学びを積み重ねていくのが大事かもしれませんね。

投稿者プロフィール

猫男
猫男
ブラック企業から脱出しホワイト企業で働いているが、今はサラリーマン生活からの脱出を目指している、猫を愛する40代の男の記録です。このブログの記事には広告を含みます。
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