クラウドファンディングで節税ができる話

マンネリ化していた資産運用方法を再検討すべくリサーチをした結果、ソーシャルレンディングにたどり着いたものの、いったん様子見をすることにしました。(詳しくは新しい投資方法を検討してみた話)しかし、様子見だけで終わってはもったいないので、これまでまともに検討したことがなかったクラウドファンディングについて少し調べてみることにしました。

結果、一口にクラウドファンディングといっても、いろいろな性質のものがあることにいまさらながら気づいたのでした。そしてなんと、ものによっては節税にも効果があることがわかりました。サラリーマンである限り、ホワイト企業で働いていようがブラック企業で働いていようが、節税できる余地が少ないのは変わりませんので、そんななか節税の選択肢がクラウドファンディングをすることででてくるのは興味深いですね。では、その内容を書いていきたいと思います。

クラウドファンディングの種類

そもそもクラウドファンディングにはどういったものがあるのでしょうか?

・応援型

出資金が戻ってくるわけではないが、対象のファンドの内容に応じたリターンがもらえる。商品がもらえる、サービスが使える、などが多いですね。

MakuakeCAMPFIREなどのサービスがあるようです。お金にはならないので、単純にそのお店やプロジェクトを応援したいか、リターンでもらえるものが金額分以上だと思えるものであれば実施してみる価値がありますね。いくつかプロジェクトをみてみたいのですが、”金額的にお得”というものは正直見つかりませんでした。ただ、出資したお金をもとに新しいものが作られ、その結果、世にでていないおもしろい商品がいち早く手に入る、というのは個人的に面白いですね。今後、”リターン”になにか気になる商品を見つけた場合には少し出資してみようかなと思いました。

・ファンドに投資型

これはイメージとしては投信信託のようなものですね。投資信託は、だいたい株式・債権・不動産などに対してファンドを通じて投資するわけですが、そのファンドの種類・方向性が投資信託と異なり、なおかつかなり細かいです。例えば「ユーラシアオンライン金融事業者ファンド」「メキシコ女性起業家支援ファンド」といったようなものです。

クラウドクレジットなどのサービスがあるようです。投資信託は既にやっているので、その派生型ということで今後少し試してみようかなと思いました。これも特に急がないので、どういう会社がどんなサービスを提供しているのかや、入会キャンペーンなどについて今後リサーチしていきます。

・ベンチャー企業に投資型

ベンチャー企業、いわゆる株式が店頭公開されていないスタートアップの企業に投資して、リターンを得るというものです。未公開株ってなかなか購入できる場がありませんので、これは今回一番気になりました。しかし、調べた結果、”興味はあるけど現時点はまだやらない。だけど引き続き検討はしてみる。”となりました。現時点ではじめない理由としては以下の3つです。

・過去の事例から言うと、リターンが投資額の50%程度のようだ。

・IPOやM&Aされるまで、数年にわたって保持する必要があり、資産の流動性が低い。

・最低投資金額が10万円から。

リターン50%という数字自体はもちろん高いのですが、企業がつぶれたら投資金額が全く回収できないリスクがありますし、途中で売ることもできないです。これであれば、公開株式でテンバガー株を狙うか、証券会社のIPO株を買ったほうがいいんじゃないの?という考えが払しょくできませんでした。もちろん、テンバガー株を当てるのは簡単ではないですし、IPOもいまや人気なのでなかなか当たりません。(IPOについては私はこれまで何度も応募していますが一度も当たったことがありません。これは、人気がでる前に手をだしておくべきだったと後悔しているもののひとつです。)

とはいえ、2~3万円ぐらいからだったら、ものはためしにやってみようかな?と思うぐらい興味深いものではあるのですが、最低投資金額が10万円からということで、試しに突っ込んでみるにしては高い、ということで今回挑戦するには至りませんでした。このタイプのクラウドファンディングはまだやっているところがあまりないようで、FUNDINNOというところがありました。ただ、まだはじめないのですが、引き続き利用を検討します。その理由は次項です。

結局どうやって節税できるの?

記載した3つのタイプのクラウドファンディングのうち、「ベンチャー企業に投資型」にはもうひとつ興味深いポイントがありまして、それが”節税”でした。これが、ベンチャー企業に投資型のクラウドファンディングの利用を引き続き検討してみようかなと思っている大きなポイントです。ベンチャー企業への投資に対しては、エンジェル税制(中小企業庁:エンジェル税制の仕組み)という制度があり、要件を満たした投資分は、確定申告をすることで投資分を総所得金額から控除できるそうです。投資によって利益が得られるうえに税金も安くなるというのはポイント高いですね。

サラリーマンが誰でも活用できるお得な節税制度というとNISAとふるさと納税ぐらいしか思い当たりませんが、今回新たな手法を知ることができました。ということから、このタイプのクラウドファンディングも今後頭においておき、利用を検討します。

投稿者プロフィール

猫男
猫男
ブラック企業から脱出しホワイト企業で働いているが、今はサラリーマン生活からの脱出を目指している、猫を愛する40代の男の記録です。このブログの記事には広告を含みます。
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